TOWER DOORSブログがお送りしている〈6つの質問〉。メール・インタヴューでいま注目アーティストの魅力に迫る企画です。
前回はさまざまな音楽ジャンルを横断するエレクトロ・ロック・ユニット、higimidariに回答してもらいました。その他にもラッパーのmaco maretsや、大阪の5人組・WOMANといったニューカマーが登場してくれています(〈6つの質問〉の記事一覧はこちら)。
もちろん、〈6つの質問〉に答えてもらったアーティストの楽曲はTOWER DOORSのYouTubeチャンネルで聴けますので、こちらもぜひチェックしてください。
今回はトラックメイカーのKUVIZM(キュビズム)の魅力に迫ります。彼は今年行われた「モンスターストライク」のメイン・テーマ曲を課題とした〈【XFLAG公式】リミックスコンテスト〉でDÉ DÉ MOUSE賞を受賞するなど、注目を集めています。
2019年からシンガーやラッパーへの楽曲提供を本格的に開始し、8月7日にはラッパーLEAPとRICK NOVAと共に〈夏〉をテーマとしたコラボレーションEP『SAMA SAMA』をリリース。メロウで心地良いサウンドが彼の音楽の特徴ですが、トラップ・ビートやフューチャー・ベースの要素も垣間見えるなど、幅広い音楽性を感じます。
そんなKUVIZMへの〈6つの質問〉に参りましょう。
1. 出身地と音楽活動を始めたきっかけ(バンドであれば結成のいきさつ)について教えてください。
「出身は新潟県です。学生時代に、UNKLEとNujabesの音楽と出会い、HIP-HOPの楽曲制作に興味を持ち、音楽活動を始めました。活動開始初期はインストゥルメンタルの楽曲制作を主におこなっておりましたが、最近は、ラッパーとの共作が主になっています。今回のEP制作は、LEAPくんとRICK NOVAと3人で会った時に、LEAPくんから〈3人で夏をテーマにしたEPを作ろう〉という提案してもらって、始まりました」
2. 現在の音楽性に影響を与えたと思うアーティストや楽曲は?
「山岡晃さん、SUIさん、Nujabesさん、Shing02さん、げどすらさん、Fragmentさん、コカツ・テスタロッサさん」
3. 今回TOWER DOORSで紹介した曲はどんなふうに生まれた曲で、どんなことを表現していますか?
“Good Morning”
「EP『SAMA SAMA』の中では、2番目にできた曲です。
夏の朝特有のChillな感じ。昼や夜にパーティではっちゃけるのとは対照的に、ひとりで物思いにふけられるような、ゆったりとした時間を表現しています」
4. 交流のあるアーティストでいま注目しているのは?
「迷いなく、LEAPとRICK NOVA」
5. TOWER DOORSは新しい音楽との出会いを提供することをコンセプトとするメディアですが、あなたが最近出会った新しい音楽は?
「(TOWER DOORSに参加している)あゆ巫女さんや、
以前は、パソコンなどの機械が苦手というミュージシャンが多かったと思うのですが、今は歌も唄えて、作詞・作曲・トラックメイク・宅録ができるアーティストが増えてきて、今後どんな音楽が生まれるか楽しみにしています」
6. ライヴやリリースといった今後の活動や、やってみたいことなど、これからの展望について教えてください。
「KUVIZMとしては、ラッパーと作ってリリースを控えている曲が30ほどあるので、Twitterで最新情報をチェックしていただきたいです!
今後も、好きなアーティストとコラボしていきたいので、自分の音楽のクオリティを高めていきたいです。LEAPとRICK NOVAは、それぞれの活動で、びっくりするプロジェクトも進行しているので是非ご期待ください。彼らは、ライブもやばいですよ。LEAP, RICK NOVA & KUVIZMでのライブも予定しています。ブッキングお待ちしております!」
LEAP, RICK NOVA & KUVIZM名義のEP『SAMA SAMA』は、ぜひこの夏が終わってしまう前に聴いてみてください。暑さを払拭してくれるようなチルいサウンドと、LEAPとRICK NOVAの流れるようなラップが心地良い作品です。