カリフォルニア出身の自作自演派による初作。冒頭を飾る“Kaiyote Cries At Night(Ode To Hiatus)”なる曲名からも明らかなように、ハイエイタス・カイヨーテへの憧れを隠さない内容で、ジャズを織り込んだネオ・ソウルをアーティーな佇まいで歌い奏でる様子はとてもスムース。本家のようなテクニカルさや尖った引っ掛かりこそないものの、この心地良さと聴き疲れのなさが合う人もいるのでは。