ソウルフルなオルガンを聴かせるダン・ヘマーと胸を躍らす様なサックスを演奏するミカエル・ブリッチャー、そしてスティーヴ・ガッドという3人によるソウル・ジャズ・ユニット。サックスの甘い音色、オルガンとドラムによる完璧なグルーヴがうっとりするような心地よさと高揚感を感じさせてくれるソウル・ジャズの傑作。楽曲や演奏の素晴らしさはもちろんだが、何より特筆すべきはその録音状態の素晴らしさ。特にガッドのドラムの、1つ1つの楽器の響きや残響まで、しっかりと聴き分けることが出来る。シンプルだが絶対に真似出来ないそのドラミングの繊細さと奥深さに圧倒されっ放し。