『Hopeless Fountain Kingdom』で全米チャートを制して3年、その間にポスト・マローンやブリング・ミー・ザ・ホライゾンとのコラボも経験し、G・イージーとの交際や破局で話題を呼ぶ一方、ファッションや社会活動の方面にも影響力を発揮してきたホールジー。昨年は先行カット“Without Me”が自身名義で初の全米No.1シングルに輝き、“Graveyard”が2億超のストリーム数を記録するなど最高潮のお膳立てのなか、〈熱狂〉を掲げてサード・アルバムが登場した。ベニー・ブランコら腕利きを迎えつつトレンド自慢よりも剥き身の歌を前面に出してくるのが彼女の素晴らしさ。ドミニク・ファイク、アラニス・モリセット、BTSのSUGAを各々インタールードに迎えた以外はゲスト皆無なのも気合いを伝えるかのようだ。