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シンガー・ソングライターのレコードは僕にとっての原点

――そうした小西さんの新たな出発点が、今回ライブの現場にあったというのが興味深いです。

「たまにいますよね、ライブ・アルバムでデビューする人って(笑)」

――ジェフ・バックリィとかそうですよね。シンガー・ソングライターには多いかもしれないです。

「シンガー・ソングライターのレコードは僕にとって原点なので。やっぱり結局自分で歌うレコードが作りたかったんでしょうね。でも、楽器を弾くとなるとまた練習をしなきゃいけないんで(笑)、億劫になっちゃうかな」

――ヴォーカルは練習しないんですか?

「いや……逆に訊きたいんですけど、もうちょっと練習した方がいいですかね(笑)?」

――そのままでいいですよ! 変に練習したらトニー・ベネットになるかもしれないし。

「(大爆笑)」

――最後に、小西さんが好きなライブ・アルバムをおしえてもらえますか?

「4枚いいですか? 2枚はさっきも名前を出したティム・ハーディンの『Tim Hardin 3 Live In Concert』と、ローラ・ニーロの『Season Of Lights... Laura Nyro In Concert』で、あと2枚は、小坂忠とフォー・ジョー・ハーフの『もっともっと』(72年)、そして、72年の『春一番ライヴ ’72』ですね。

『春一番』に入っている、蜂蜜ぱいの“へいの上で”の鈴木慶一さんのヴォーカルは日本ロック史上最高のロック・ヴォーカルだと思っています。ビックリするくらい歌が上手いんですよね」