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インタビュー

GANG PARADEから生まれた新たな地獄、GO TO THE BEDSがエモーショナルな初のアルバムを語る!

GANG PARADEから生まれた新たな地獄、GO TO THE BEDSがエモーショナルな初のアルバムを語る!

GANG PARADEの灰の中から生まれた新人グループがいよいよアルバムを完成! 大いなる分岐点から一歩踏み出して奮闘する5人と墓場でダンスしようぜ!

 この3月に分裂を発表したGANG PARA­DEから、〈遅れてきた新人〉としてスプリット盤『G/P』でお目見えした5人組のGO TO THE BEDS。もちろん新人とは言いつつも、ヤママチミキ、ユメノユア、キャン・GP・マイカ、ココ・パーティン・ココ、ユイ・ガ・ドクソンといったメンバーが、ここに至るまでGANG PARADEの躍進を牽引してきたスキルとキャリアの持ち主なのは言うまでもないでしょう。濃厚なGANG PARADEらしさを必然的に継承しながらも独自の道を模索して本格始動し、パワフルな初のアルバム『GO TO THE BEDS』を完成させた5人に話を訊きました。

GO TO THE BEDS 『GO TO THE BEDS』 FUELED BY MENTAIKO/ワーナー(2020)

 

行けばいいんじゃない?

――前の取材時点はまだ9人のグループがある状態でしたけども、実際に分裂して動き出すタイミングで自粛期間が重なってしまいましたね。

ユメノユア「はい。休みがあればあるで、けっこうしんどくて。身体が疲れてないから寝れないし、音楽に関わるいろんな方たちがそうだったと思うんですけど、何も動けないことに悶々としてました。最初の頃は考えすぎて、家の中で憂鬱になったり元気になったりを繰り返してたかもしれない(笑)」

――漠然とした世の中全般の不安と、グループの現状は重なって感じたりしましたか?

ココ・パーティン・ココ「ギャンパレのホールツアーも含めて、開催できるかわからない時期はやっぱり気持ちの浮き沈みがあったんですけど、決まっていたものが全部なくなって、受け入れざるを得なくなってからは少し楽になったというか」

キャン・GP・マイカ「確かに、その〈あるかもないかも〉時代は〈ああ、また……〉 って落ち込んで、ポジティヴになりにくい気持ちだったんですけど、いまはプラスに切り替えて。自分たちの活動の仕方にここまで向き合って見直せる機会もなかったし、作詞や振付けにじっくり取り組める時間もなかったので、いまは前向きに、いつ何があってもいいように備えているところです」

――まあ、以前と同じテンポ感で動けないのは当然ですからね。

ユイ・ガ・ドクソン「はい。不要不急なものが後回しになるのは仕方ないんですけど、自分も苦しい状況のなかで娯楽の大切さを凄く感じたし、やっぱり楽しみに思ってくれる人を大事にしたいなって改めて思いました。不安にさせて心苦しい部分もあったんですけど、それでも新曲やアルバムを待ってくれてる人を楽しくすることができたらいいなって気持ちです」

――そんななかでアルバム『GO TO THE BEDS』が完成しましたが、これはいつ頃から進めていたものでしょう?

ヤママチミキ「レコーディングは4月の半ばぐらいですね。3月末ぐらいに作詞を始めてて、分裂を発表する前の段階でアルバムの制作はもう始まってました」

――全体的にいろんな意味での重さを感じるアルバムです。

ココ「そういうテーマがあったわけじゃないんですけど、それぞれの人生経験だったりキャリアが乗っかってる部分はやっぱりあるし、自分たちの奥に眠ってる感情を出すのが凄く合うメンバーが揃ったので、そこから生まれたカラーなのかなって思います。あと、単純に曲調から導かれた部分もめっちゃあるし」

――はい。オープニングが渡辺(淳之介:WA­CK代表)さん作詞の“行かなくちゃ?”です。疾走感があるドラムンベースですが、WACK伝統のフレーズ〈行かなくちゃ〉に〈?〉が付いてることはどう捉えていますか。

ユア「〈行けばいいんじゃない?〉って突き放されてるところもあるし、それでも自分たちの内側から出る熱いものを期待してもらってる気もするし、真意はわかんないんですけど、きっと両方あるのかなと思ってます。うちらはそれに応えなきゃいけないなって」

ココ「私は〈行けばいいんじゃない?〉っていう歌詞自体はあんまポジティヴな意味では捉えてなくて。けど、この曲に関しては救いがありすぎないのが良いと思ってます。突き放されてても、うちらは諦めてないし、活動を用意してもらえてることに応えたい。奮い立たされるし、この歌詞を自戒として良い意味にしていきたいし、そういう意味で深く考えて大切にしてる一曲です」

――はい。2曲目は先行でMV公開されたリード曲“I don't say sentiment”です。ここから重たいロック系のサウンドが続きますね。

ユア「突き放す/突き放さないっていう話でいうと、この曲も渡辺さんが詞を書いてくれてて、こっちは〈弱音吐いてないでがんばれよ〉っていう愛情みたいなものも感じられるというか。“行かなくちゃ?”とセットだからいいよね」

ココ「うんうん。〈死んだらヤれないじゃん 忘れるな〉っていうフレーズが好きすぎる」

ドク「ちょっと皮肉な〈ためらい傷かわいいですね〉みたいに、わかりやすい言葉よりも気持ちにダイレクトにくる人間味が強くて好きですね」

ユア「〈ご臨終はまだまだ先だね〉って言ってもらってるし」

マイカ「でもMVは凄い地獄だった」

ドク「しかも監督さんが〈地獄で目覚めて、もがきながら地獄を抜けたと思ったら地獄がまた続く〉っていう話をしてくださって、それがめっちゃ私は残ってるんですよ。誰にでもある地獄の中で力になれる曲になるといいなって思いました」

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