ムーンライダーズが2020年8月25日(火)に東京・渋谷のクラブクアトロで『カメラ=万年筆』のリリース40周年を記念した無観客ライブを開催し、その模様を生配信する。

デビュー35周年にあたる2011年11月、無期限の活動休止を発表したムーンライダーズ。2016年に期間限定で〈活動休止の休止〉を宣言し、国内6か所をめぐるライブハウス・ツアーを開催するなどしたが、その後は再び活動休止状態となっていた。

それから4年。彼らの再始動を告げるうれしい報せが突如舞い込んできた。2016年以来となる今回の単独公演は、1980年8月25日にリリースされた5枚目のアルバム『カメラ=万年筆』の発売40周年を記念したスペシャル・ライブとなる。〈アルバムの発売日に合わせて再集結しライブを行う〉という演出が、なんとも心憎い。

ムーンライダーズの1980年作『カメラ=万年筆』

ヴォーカルの鈴木慶一は現在、数々の映画音楽を手掛けているが、その原点をなすのは〈架空の映画音楽集〉というコンセプトで作られた本作であるかもしれない。収録曲は、タイトルこそフランソワ・トリュフォー監督の「大人は判ってくれない」やジャン=リュック・ゴダール監督の「彼女について私が知っている二、三の事柄」といった、実在のヨーロッパ映画からとられているが、内容に関してはほとんどがムーンライダーズのオリジナルだ。

そんな『カメラ=万年筆』のシネマティックな世界を立体的に表現するにあたり、今回ムーンライダーズは石原淳平(DIRECTIONS)を共同演出に迎える。NHK「ムジカ・ピッコリーノ」や、配信シリーズ「新生音楽(シンライブ )」などの演出を担当する辣腕クリエイターである石原とムーンライダーズの化学反応から生まれるライブ映像は必見だ。

石原淳平監督による〈【時と間】Ohzora Kimishima and Alina Saito/君島大空 and 斎藤アリーナ〉

ムーンライダーズの〈Special Live 「カメラ=万年筆」〉の視聴チケットは、2020年8月15日(土)の10:00より発売される。チケット購入者であれば生配信を見逃しても、8月30日(日)23:59までアーカイヴ視聴することが可能だ。

またライブ翌日の8月26日(水)には、日本クラウンより『カメラ=万年筆 デラックス・エディション』もリリースされる。こちらはアルバム本編と既発のアウト・テイクに、新しく発見されたリハーサル・テイク等の未発表音源を加えた、豪華3枚組。こちらも要チェックだ。

ムーンライダーズ 『カメラ=万年筆 デラックス・エディション』 クラウン(2020)


LIVE INFORMATION
Special Live「カメラ=万年筆」
2020年8月25日(火)
配信開始/開演:19:00/19:30(アーカイブ視聴:2020年8月30日(日)23:59まで)
視聴チケット価格:3,800円(税込)
視聴チケット購入可能期間:2020年8月15日(土)10:00~2020年8月30日(日)23:59
※ライブは無観客で行われるため、会場への入場は出来ません
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