大澤誉志幸と山下久美子が2020年9月29日(火)にBillboard Live YOKOHAMA(ビルボードライブ横浜)でコラボレーション・ライブを行う。

大澤誉志幸は57年、東京・杉並生まれ。R&Bを中心とした豊富な聴取体験を活かして、沢田研二や中森明菜、吉川晃司など多くのアーティストへ楽曲を提供し、作曲家として頭角を現す。

そして83年6月にシングル“彼女には判らない(Why don't you know)”とアルバム『まずいリズムでベルが鳴る』を同時リリースし、ソロ・デビュー。翌84年発表のシングル“そして僕は途方に暮れる”が大ヒットを記録し、アーティストとしての地位を確立する。

大澤誉志幸の83年作『まずいリズムでベルが鳴る』収録曲“彼女には判らない(Why don't you know)”

大澤誉志幸の84年作『CONFUSION』収録曲“そして僕は途方に暮れる”の25周年記念ヴァージョン

その後99年のライブ〈悦楽の15年 最後のシャウト〉をもって歌手活動を休止し、一時は作曲・プロデュース業に専念するが、2002年に活動を再開。2004年からは自身のレーベルを拠点とし、ジャンルを越えた多様な編成で独自の〈クロス・オーヴァー・ミュージック〉を追求するなど、精力的に活動を行っている。

一方、山下久美子は59年に大分・別府で生まれる。80年にシングル“バスルームから愛をこめて”とアルバム『バスルームから愛をこめて』の同時リリースによってデビューすると、ハスキーでキュートな独特の歌唱が注目を集める。

山下久美子の80年作『バスルームから愛をこめて』収録曲“バスルームから愛をこめて”

そして82年に細野晴臣プロデュースのシングル“赤道小町ドキッ”で本格的にブレイクすると、次々にヒット曲を放っていく。またライブでは、熱のこもったパフォーマンスにより〈総立ちの久美子〉の異名をとった

山下久美子の82年発表のシングル“赤道小町ドキッ”

その後88年に音楽活動を休止するが、91年に再開。以降は海外レコーディングやセルフ・プロデュースなど、新たなアプローチを積極的に展開している。