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ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーの集大成的新作『Magic Oneohtrix Point Never』が完成、新曲3曲を一挙リリース

ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーの集大成的新作『Magic Oneohtrix Point Never』が完成、新曲3曲を一挙リリース

ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーがニュー・アルバム『Magic Oneohtrix Point Never』を2020年10月30日(金)にリリースする。

スティーヴ・ライヒ、ブライアン・イーノ、エイフェックス・ツインらからバトンを受ける才能としてシーンに登場し、いまや現代のエレクトロニック・ミュージックを代表するプロデューサーとなったワンオートリックス・ポイント・ネヴァー(OPN)ことダニエル・ロパティン。そのOPNが、集大成的な作品となる『Magic Oneohtrix Point Never』をリリースする。

本作から、“Cross Talk I”“Auto & Allo”“Long Road Home”の3曲を収録したシングル『Drive Time Suite』が先行でリリースされた。『Drive Time Suite』の配信リンクはこちら

アルバムごとに刺激的なヴィジョンとサウンドを提示し、またさまざまなアーティストの作品にプロデューサーとして関わってきたロパティン。2020年もその勢いは衰えることがなく、ロパティンは映画「アンカット・ダイヤモンド」の音楽を手がけ、ダニエル・ロパティン(Daniel Lopatin)名義でサウンドトラックをリリースした。同作は、第70回カンヌ国際映画祭で〈カンヌ・サウンドトラック賞〉に輝いた映画「グッド・タイム」(2017年)に続くジョシュ&ベニー・サフディ監督とのコラボレーションだ。

また、ロパティンは「アンカット・ダイヤモンド」に出演したウィークエンド(The Weeknd)の新作『After Hours』において“Scared To Live”の作曲に参加したほか、2曲のプロデューサーを務めた。さらに、モーゼズ・サムニー(Moses Sumney)の新作『græ』では12曲で作曲およびプロデュースを担当している。

そんなロパティンのコア・プロジェクトであるOPN。その原点回帰であり、集大成であり、同時に最新型でもあるのが、ワープからの4作目になるセルフ・タイトルド・アルバム『Magic Oneohtrix Point Never』だ。タイトルの〈Magic〉とは、もともと〈Oneohtrix Point Never〉というアーティスト名が、米ボストンのソフト・ロックのラジオ局名〈Magic 106.7〉を聞き間違え、言葉遊びでつけられたことに由来している。

『Magic Oneohtrix Point Never』の出発点は、リサイクル・ショップで大量に購入したニュー・エイジのカセットテープを使ってコラージュのようなものを作っていたロパティンが、OPNの名前のオリジンについて考えたことだという。ラジオ局の名前が内包した名前、ということから着想を得て、『Magic Oneohtrix Point Never』はひとつのラジオ局を聴く体験を模した作品になっている。

朝に始まり、夜通し続いて終わるラジオの放送区分を思わせる構成で、朝の挨拶で始まり、中盤はポップ・ミュージックの断片が挿入され、終盤にかけてよりディープな展開へと至る。だがそこにはOPNらしくエラーや異物感がふんだんに含まれており、たとえばアメリカの古いFMのジングルやDJの決めぜりふのサンプルがニュー・エイジの自己啓発の文句とぶつかり、ダークなユーモア感覚を生み出している。

ニュー・エイジを脱構築したサンプリング・コラージュの傑作『Replica』(2011年)のような展開、ワープでのファースト・アルバムにしてOPNの名前を広く知らしめた『R Plus Seven』(2013年)における静謐な旋律、『Returnal』(2010年)の強力なノイズ、『Garden Of Delete』(2015年)や『Age Of』(2018年)でのポップ・ミュージックへの意識的な接近、あるいは映画音楽の仕事を思わせる交響曲的な構築といった、これまでのOPNの音楽的要素を自在に行き来しながら、架空のラジオ局というコンセプトのもとで、それらは奇妙に統合されている。

強烈なインパクトを与えるアートワークをロパティンと共に手がけたのは、テーム・インパラ『Currents』やケシャ『Rainbow』などのサイケデリックなアートワークで知られるロバート・ビーティ(Robert Beatty)。彼とロパティンとは、ノイズ・シーンでの関わりから古くからの友人だったという。

新型コロナウイルス感染症のパンデミックという奇妙な事態に世界が飲みこまれ、多くの人々が外部との接点をインターネット以外に失うなか、ロパティンはフェイクのニュー・エイジ音楽とソフト・ロックが流れる偽りのラジオ放送『Magic Oneohtrix Point Never』を通して、変わらず現代を鋭く批評しているのである。

ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー最新アルバム『Magic Oneohtrix Point Never』は、2020年10月30日(金)に世界同時リリース。国内盤CDにはボーナス・トラック“Ambien1”が追加収録され、解説書が封入される。また、数量限定でTシャツ付セットの発売も決定。アナログ盤は、通常のブラック・ヴァイナルに加え、限定フォーマットとしてクリア・イエロー・ヴァイナルと、〈BIG LOVE〉限定のクリア・ヴァイナル、さらにBEATINK.COM限定のクリア・オレンジ・ヴァイナル、さらにレア化必至のカセットテープも発売される。

 


RELEASE INFORMATION

ONEOHTRIX POINT NEVER 『Magic Oneohtrix Point Never』 Warp/BEAT(2020)

リリース日:2020年10月30日(金)

■国内盤CD
ボーナス・トラック追加収録/解説書封入
品番:BRC-659
価格:2,200円(税別)
https://tower.jp/item/5102397

CD+Tシャツセット

■国内盤CD+Tシャツ
品番:BRC-659T
価格:6,000円(税別)
Sサイズ(BRC-659TS):https://tower.jp/item/5102399
Mサイズ(BRC-659TM):https://tower.jp/item/5102400
Lサイズ(BRC-659TL):https://tower.jp/item/5102403
XLサイズ(BRC-659TXL):https://tower.jp/item/5102460

■輸入盤CD
品番:WARPCD318

限定クリア・イエロー・ヴァイナル

■限定輸入盤2LP+DL(クリア・イエロー・ヴァイナル)
品番:WARPLP318Y

■通常輸入盤2LP+DL(ブラック・ヴァイナル)
品番:WARPLP318

BEATINK.COM限定クリア・オレンジ・ヴァイナル

■BEATINK限定輸入盤2LP+DL(クリア・オレンジ・ヴァイナル)
品番:WARPLP318O

■BEAINK限定カセットテープ
品番:WARPMC318

http://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=11446

TRACKLIST
1. Cross Talk I
2. Auto & Allo
3. Long Road Home
4. Cross Talk II
5. I Don’t Love Me Anymore
6. Bow Ecco
7. The Whether Channel
8. No Nightmares
9. Cross Talk III
10. Tales From The Trash Stratum
11. Answering Machine
12. Imago
13. Cross Talk IV / Radio Lonelys
14. Lost But Never Alone
15. Shifting
16. Wave Idea
17. Nothing’s Special
18. Ambien1 (Bonus Track for Japan) 

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