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二重人格の“時に鏡は嘘をつく”、オジさんが空を飛ぶ(?)“クロノメトリー”

――“時に鏡は嘘をつく”はパイプ・オルガンの音色が特徴的な曲ですが、これはどういう流れで作った曲ですか?

TORU「HAYAちゃんからのリクエストだったので、オルガンの音で弾いて作り始めました。その重厚感を保ちながら、Bメロは自分たちらしさが出ています。大枠は自分で作ったんですけど、HAYAちゃんがアレンジで本領発揮していますね」

HAYATO「(これまでのアルバムでは大作を得意としていたが)今回は長い曲がないので、そのストレスをこの曲で発散してやろうと思って、やりたいことを全てぶつけた曲ですね」

――歌詞はHARUKAさんとTORUさんの共作になっていますね。

HARUKA「そうですね。最初のデモにちょっとだけ歌詞があって、TORUさんからこの曲の歌詞は俺が書くと言われていたんですよ。でも、その後、歌詞が全然来ないので、私が先に書き進めたんですけど、その後、届いた歌詞が全然私のイメージと違ったので、どうしようと思って、敢えて2人がいるような歌詞にしました。1番と2番で別のことを言っている歌詞になっています。

タイトルは二重人格という意味が込められているんですけど、TORUさんが初めて日本語のタイトルをOKしてくれたので、幅が広がって嬉しいです」

――最後の“クロノメトリー”はHAYATOさんの曲ですが、こちらはいかがですか?

HAYATO「今まで使ってきたのとは全然違う音色をどうしたらイメージ通りの音になるんだろうと、手探りで色々やり始めたら楽しくなってきて、完成まで行きつきました。作り始めたのは2年ぐらい前ですね。

特に力を入れたのは間奏のところで、トランスとかでありそうなパターンかもしれないですけど、そこにピアノを入れて自分らしさを表現できたと思います。イメージとしては世の中が嫌になったオジさんが空を飛んでいるという曲です(笑)」

HARUKA「私はそれを全く無視しました(笑)。どうしてもオジさんは飛ばしたくなかったので、未来ある若者を空に飛ばしました(笑)。

初めてライブのラストっぽい曲ができたと思いますね」

TORU「ギターは難しくて、あまり歪ませると混ざってしまうので、シンプルに弾きつつ、Aメロでクリーン・トーンを入れてみたり、Bメロで左右違うことをやってみたりしました」

 

4年をかけ、色々なことを乗り越えて『TRINITY』に辿り着いた

――充実した内容の作品が完成しましたが、コロナ禍ではなかなかライブを行えない状況が続いていますね。今後はどういった活動を予定していますか?

TORU12月6日(日)にタワーレコード池袋店でこの『TRINITY』の発売記念インストア・イベントを予定していて、アコースティックでライブをやろうかと思っています。

今年はアルバムを出して、東名阪のツアーをやって、東京では少し規模を大きくして挑戦したいと思っていたんですけど、それが無理そうなので、どうしようかなという感じです」

HARUKA「来年は状況も変わっているもしれないですから……。ファンの人に会いたいですから、そういう場を設けられたらいいなと思います」

――最後にそのファンの方へメッセージをお願いできますか?

TORU「4年ぶりのアルバム『TIRINITY』が完成しましたが、この4年の間に色々なことがあって、そういうことを乗り越えて辿り着いた音であることは間違いないことなので、楽しんでいただける内容になっていると思います。今までに無いこともやっていますので、4年の歳月を感じていただけたら嬉しいです」

HARUKA「自分の聴きどころを見つけていただいて、それぞれの楽しみ方で楽しんでいただけたら嬉しいです」

HAYATO「今回はデジタル・サウンドを入れたり、今までとは違うアレンジが聴きどころになっていますので、これまでの作品との違い楽しんでいただけたらと思います」

 


EVENT INFORMATION
TEARS OF TRAGEDY『TRINITY』発売記念アコースティック・ミニライブ&サイン会
2020年12月6日(日)タワーレーコード池袋店5Fイベントスペース
開演:
①13:00
②15:30
2020年11月25日(水)に発売されるTEARS OF TRAGEDY『TRINITY』をタワーレコード池袋店にてお買い上げの方に先着で〈ミニ・ライブ観覧券〉と〈サイン会参加券〉を配布いたします。〈サイン会参加券〉をお持ちの方はミニ・ライブ終了後のサイン会にご参加いただけます。サインは対象のCDにいたしますので、当日CDを忘れずにお持ちください。
https://tower.jp/store/event/2020/12/014001