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インタビュー

soLi=ISAO & 星野沙織、ロックとクラシックの実力派が作り上げた理想のゲーム音楽

「悟空とベジータが手を組めば最強でしょ?」

(左から)星野沙織、ISAO

凄腕テクニックと高感度なセンスでハード・ロック/ヘヴィメタル・シーンにて活躍、国内外の巨大フェスでも腕を振るう8弦ギタリスト・ISAOと、正統派クラシックの出自を持ちながらJ-Pop界隈のアーティストをサポートするなど多方面で活動中のヴァイオリニスト・星野沙織による新ユニット、soLi。2018年ごろにとある音楽現場で出会い、意気投合したことで結成されたこの男女デュオが、デビュー・アルバム『soLi』をリリースした。

Mikikiでは、出自の異なる二人を繋ぐキーワードであるゲーム・ミュージックの要素が大いに盛り込まれたこのインストゥルメンタル・アルバム『soLi』を完成させた二人を直撃! ダブル主演の対等な関係がコンセプトであるというsoLiと『soLi』を紐解いていくことで、ギター × ヴァイオリン、ロック × クラシックという異色のコンビのユニークな魅力に迫ってみた。

 

ISAOとSAORI、どちらも主役

――お二人の名前をアルファベット表記にすると文字が結構カブっていて(ISAO、SAORI)。soLiというユニット名とも関係があるのかなと思ったのですが……。

ISAO「〈soli〉という言葉はソロ演奏などを意味する〈solo〉の複数形なんですけど、僕らはギターとヴァイオリンという基本的にメロディーを奏でるソロ楽器同士のユニットなので、ぴったりだと思ったんです。それとおっしゃるとおり僕らの名前とも関係していて、〈L〉が大文字にしているのは二人の名前には含まれない文字ということで。

なれそめとしては、僕がゲーム・ミュージックを中心にカヴァーするULTIMATES(アルティメイツ)というバンドを仲間たちと立ち上げた時に、ヴァイオリン奏者を入れたくて、知り合いのピアニストを通じて紹介してもらったのが、沙織ちゃんで。共にリード楽器ということもあり、ULTIMATESでは必然的にフレーズやテーマがユニゾンしたりすることも多くて、しょっちゅうアンサンブルについて話し合っているうち、二人だけのユニットに可能性を見出すようになりました」

星野沙織「ULTIMATESで一緒にやり始めて1年程たった頃にISAOさんが手がけた舞台音楽にも参加させてもらい、そこではギター&ヴァイオリンのみの曲も多くて、演奏していてもとても気持ちよかったので味を占めたのかもしれないです(笑)」

ISAO「当時よく〈完全にハモると、まるで1本の楽器みたいに聴こえる!〉と言われたりしましたね」

星野「二人で演奏していると、お互いが主役のつもりで弾けるんです。ISAOさんが相手だと手加減しなくてもいいし、全力でぶつかっていける」

ISAO「ソロの複数形なわけなので、soLiではデュエット、掛け合いを大切にしながらそれぞれのソロ感をちゃんと出したいと思っているんです。お互いに超えないラインもあって、自然の流れのなかでそれぞれが極端に飛び出ることなくバランスを保つようにしています」

――ロックとクラシックという、音楽的なルーツが違う二人による異色な組み合わせですよね。

星野「私は音大に進学する前の、音楽を専門に学ぶ附属の高校からクラシックの道を歩んで来たんですけど、実はロックは数年前まで全く聴いたこともなかったし、弾くこともなかったんですよ」

ISAO「ロックとクラシックって敵対とまではいかないけど、一般的なイメージとして遠いジャンルじゃないですか。だからこそ強力なライバルにもなり得るわけだけど……一緒に手を組むと最強になるんですよ! 『ドラゴンボール』における悟空とベジータみたいに(笑)」

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