シネマ・コンサート〈新日本フィルの生オケ・シネマ vol.5 チャップリン《街の灯》〉が2021年3月17日(水)に東京・錦糸町すみだトリフォニーホールで開催される。

これまで「モダン・タイムス」「街の灯」「黄金狂時代」「キッド」&「担へ銃」といったチャールズ・チャップリンの傑作映画を取り上げてきた〈新日本フィルの生オケ・シネマ〉。日本屈指の優れた音響を誇るすみだトリフォニーホールで、同ホールを本拠地とする新日本フィルハーモニー交響楽団が映画と生オーケストラの魅力を合体させるコラボレーション企画だ。映画とフル・オーケストラの音楽が生み出す、ライブでしか味わえない特別な空間が評判を呼んでいる。

〈生オケ・シネマ〉では、完全デジタル修復されたリマスター版の映画が大画面のスクリーンで上映される。作品を何度も観ているファンでも、高画質の鮮明なチャップリン映画を巨大スクリーンで観れば、きっと新たな発見があるはず。

音楽は、当時製作で使用されたオリジナル・スコアをもとに復元したスコアを用いて新日本フィルが演奏。当時の録音技術では収録できなかった音域も生オケによって隅々まで再現されるため、これまでの上映やTVの放映では聴こえなかった音を聴くことができる。〈作曲家チャップリン〉が意図した本来の音楽を、生演奏で堪能できるのだ。

初演から5周年を迎えた2021年、〈生オケ・シネマ〉は「街の灯」(1931年)を再び取り上げる。チャップリンの最高傑作との呼び声が高い「街の灯」が再演されるとのことで、絶対に観逃せない公演だ。指揮は、映画音楽分野での活躍やシネマ・コンサートの企画で知られる竹本泰蔵が務める。

〈新日本フィルの生オケ・シネマ vol.5 チャップリン《街の灯》〉のチケットの一般発売は、2021年2月20日(土)。詳細は下記を確認してほしい。

この春、笑いと涙の歴史的傑作「街の灯」をぜひビッグ・スクリーンでの上映とフル・オーケストラの生演奏で堪能したい。

 


EVENT INFORMATION
新日本フィルの生オケ・シネマ vol.5
チャップリン《街の灯》

2021年3月17日(水)東京・錦糸町 すみだトリフォニーホール
開場/開演:17:30/18:15
出演:竹本泰蔵(指揮)/新日本フィルハーモニー交響楽団
主催:公益財団法人墨田区文化振興財団(すみだトリフォニーホール指定管理者)
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)/独立行政法人日本芸術文化振興会
https://www.triphony.com/concert/detail/2020-04-004118.html

■チケット
一般/ペア/高校生以下:5,000円/8,000円(2枚1組)/1,000円(全席指定/税込) ※ペア・高校生以下券は、トリフォニーホールチケットセンター・プランクトン・新日本フィル チケットボックスのみで取り扱い
すみだ区割(区在住在勤)/すみだ学割(区在住在学の小・中・高校生):4,000円/1,000円 ※すみだ区割・すみだ学割は、トリフォニーホールチケットセンターの電話・店頭のみで取り扱い
一般発売:2021年2月20日(土)

■お申込み・お問合せ:
トリフォニーホールチケットセンター:03-5608-1212(10:00~18:00)https://www.triphony.com
プランクトン:03-3498-2881(平日13:00~18:00)http://plankton.co.jp

■プレイガイド
チケットぴあ:0570-02-9999(Pコード:193-170)https://t.pia.jp/
ローソンチケット:0570-000-407(Lコード:31360)https://l-tike.com/
新日本フィル・チケットボックス:03-5610-3815(平日10:00~18:00/土曜日10:00~15:00)
e+(イープラス):https://eplus.jp/
カンフェティ:0120-240-540 https://www.confetti-web.com/
楽天チケット:http://r-t.jp/triphony(日本語/English)

■視覚障がい者向け音声ガイド
FM送信システム/受信用ラジオの貸し出しをいたします。音声ガイドの利用は着席エリアが限定されるため、ご予約時にお申し出ください。
ご予約:トリフォニーホールチケットセンター/プランクトン

■トリフォニーホール託児サービス
お申込み・お問合せ(小学館集英社プロダクションHAS):0120-500-315(平日10:00~17:00)

※都合により公演内容の一部が変更となる場合がございます
※未就学児のご入場はご遠慮ください
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、チケットのご購入、ご来館の前にホールのオフィシャルサイトの〈重要なお知らせ〉をご確認ください

 

MOVIE INFORMATION
街の灯(City Lights)
完璧主義者として知られるチャップリンが監督・制作・脚本・編集・主演、そして初めてみずから音楽を担当し、製作に3年の月日をかけ完成させた、映画史に燦然と輝くサイレント映画の大傑作。大爆笑のボクシング場面や涙なしには見られない映画史上屈指の感動的なラスト・シーンなど、いまなお世界中の人々を笑いと涙で包み込むチャップリンの芸術の結晶を堪能しよう!

あらすじ
放浪紳士チャーリー(チャールズ・チャップリン)は、ある日、街角で盲目の花売り娘(ヴァージニア・チェリル)と出会い、その美しさに魅せられ一目惚れしてしまう。彼女はその男が金持ちの紳士と思い込んでしまう。娘の前では優しい紳士を装っていたチャーリーは、花売り娘の家が貧しくて家賃を滞納しており、明日までに払わないと家を追い出されてしまうことを知ってしまう。さらに、目の手術代も必要。なんとか娘を助けたいチャーリーはお金を作ろうとするために悪戦苦闘を繰
り広げる……。

監督・製作・脚本・主演・音楽:チャールズ・チャップリン
アメリカ初公開:1931年1月
日本初公開:1934年1月
上映時間:86分
使用映像:チネテカ・ディ・ボローニャの修復による2Kデジタル・リマスター版
(日本語字幕付/視覚障がい者向け音声ガイドサービスあり)

 


PROFILE: 新日本フィルハーモニー交響楽団
72年、指揮者・小澤征爾のもと設立。すみだトリフォニーホールを本拠地に定期演奏会や墨田区内の学校での音楽指導など、地域に根ざした活動も行う。クラシックの演奏会以外にも、久石嬢とのプロジェクトやジャズなど多ジャンルのアーティストとの共演など、意欲的に新しい音楽性を探求している。2016年より指揮者・上岡敏之が音楽監督に就任。

PROFILE: 竹本泰蔵
77年に開催された〈カラヤン・コンクール・ジャパン〉でベルリン・フィルを指揮し、第2位に入賞。カラヤン氏に招かれて、ベルリンを中心に研鑚を積む。帰国後は全国の主要オーケストラに客演し、クラシック・コンサートはもとより、オペラ、バレエ、ミュージカル、また映画音楽、ポップスやロック・アーティストとの共演、ゲーム・アニメ音楽など、ジャンルを超えて活躍中。特に映画音楽分野での活躍はめざましく、これまで数多くの映画音楽を積極的にコンサートで取り上げている。生演奏と映像をシンクロさせた〈ファンタジア シネマ・ライヴ〉公演(91年)など歴史的なコンサートにも名を連ねており、映画音楽のレコーディング曲数はすでに100曲を超えている。自身の企画・構成による〈映像付コンサート・シリーズ〉では、「ローマの休日」など往年の名画や、ディズニー映画「ファンタジア」、「トムとジェリー」などを取り上げ、各地で展開。全国各地で好評を博している。