ジャイルス・ピーターソンと名門ソウル・ジャズのオーナーのスチュアート・ベイカーがキューバ政府協力の元刊行した1970年代のキューバ産レコードのスリーヴ・アート・ワーク集、それに合わせてリリースされたのがこのコンピ。イラケレ~パキート・デリヴェラがラインナップされているようにラテン・フュージョンの旨みを凝縮したような超濃厚な2枚組(アナログは3枚)で前述のグループはもちろん名も知られていないグループの貴重な録音まで、パーカッシヴでエレクトリック、汗だくの情熱とクールダウンの洗練が同時進行して究極を迎えたようなフロア歓喜爆発必至の最高の瞬間が収められている。