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インタビュー

鍬田修一Marveling Big Bandのマーベラスな〈フュージョン・ビッグバンド〉

T-SQUARE“宝島”などを本田雅人と演奏した『Marveling』を語る

鍬田修一Marveling Big Bandのマーベラスな〈フュージョン・ビッグバンド〉

大好きなビッグバンド活動から様々なサポート、さらには指導者としても活躍……。経験豊かにして、作編曲の才にも恵まれたアルト・サックス奏者である鍬田修一が率いる、Marveling Big Band(マーベリング・ビッグバンド)の新作『Marveling』が発表される。T-SQUARE出身の人気アルト・サックス奏者である本田雅人をゲストに迎えた同作はフュージョン登場以降の色彩感やビートのもと、大人数がスキルを闊達に重ねるリッチな表現を聴かせてくれる。

大掛かりなアレンジも担当する鍬田はどんな狙いを掲げ自らのビッグバンド表現にあたり、『Marveling』を完成させたのか。温厚そうでいかにもリーダー向きとも思わせる77年生まれの彼に、忌憚のない意見を訊いた。

なお、『Marveling』は音楽専門クラウドファンディングとして実績を重ねてきた〈TWIN MUSIC〉のレーベルとしての第1弾リリースとなる。

鍬田修一Marveling Big Band 『Marveling』 TWIN MUSIC(2021)

 

フュージョンとの出会い、青学ビッグバンドへの参加、そしてプロへ

――メインはアルト・サックスなんですか?

「そうです。アルト・サックスです」

――本田雅人さんのビッグバンドであるB.B.STATIONを観たときに、鍬田さんがバリトン・サックスを吹いていた記憶がありまして。

「本田さんのビッグバンドではバリトンを吹いたり、テナーを吹いたり、いろいろですね。アルト・サックスはミュージンシャン人口も多いですから(笑)」

本田雅人B.B.STATIONの2020年のライブ映像。鍬田修一がサックスで参加している

――もともと、アルト・サックスなんでしょうか。

「そうですね。中学生から始めました」

――その前には、ピアノを習ったりは?

「エレクトーンを習っていました」

――では、楽譜はばっちりだったわけですね。

「まあ。得意ではないですけど(笑)」

――そして、中学校は吹奏楽部ですか。

「エレクトーンもやっていたので、文化系なら吹奏楽かなあとなりました。そのときから、アルトでした。なんか、見た目に惹かれたんです。友達も入っていたので、遊びながら音楽もやっていたという感じですね。吹いていて楽しいな、という感じでした」

――高校に入ってからはどうでした?

「当時好きだったフュージョン系の部活みたいなのがあったので入りました。軽音楽部ですね。たまにキーボードを弾いたり、べースを借りてみたりということもしていました。好きなことをしていましたね」

――そして、大学に入るとジャズ研に入ったわけですか。

「ジャズ研というか、青学(青山学院大学)のビッグバンドですね」

――そのころ、好きな奏者というと誰だったのでしょう?

「昔から本田さんは好きだったんですけど、大学に入るとちょっとジャズっぽいこともやるようになって、一応王道で言ったらチャーリー・パーカーになりますけど、僕はそれほどはまらなくて、フィル・ウッズとか当時はケニー・ギャレットとかをよく聴いて、コピーしたりしてましたね」

――やはり、大学時代に得たものは大きいですか。

「高校の頃は松本にいたんですけど、その地域で一番ぐらいの気持ちで吹いていました(笑)。が、大学に入ったら、みんなアドリブとかも普通にやっているし、カルチャー・ショックのようなものを受けました。それにつられて、もっと上を見て、もっとうまくなりたいなと思いましたね。先輩には上手な人がいっぱいいましたから」

――そして、そのままプロにおなりになったわけですよね。

「なんかプロになろうかなという勘違いをしてしまい(笑)、それでなんとなく就活もせず……。結構、僕の世代って優秀でプロになった人が少なくないんですよ」

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