2000年代末に活動を開始し、先頃〈サマソニ〉への出演も果たした3人組の日本編集盤。渋谷系や80sブルーアイド・ソウルを連想させるグループが台湾から登場したという事実に、まず驚かされた。ソウルやジャズを咀嚼しつつ、黒すぎず爽やかにバウンドするシティー・ポップ・サウンドと、軽妙な北京語がファンタスティックに調和していて気持ち良い。煌めくような幸福感に誰もが胸を躍らせることだろう。