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ココ・パーティン・ココ

ギャンパレの血が流れている

――で、今回のEP『BLOOD COMPACT』からはまず最初に“OK”が配信されました。MVが公開された5月22日はギャンパレの中野サンプラザ公演でしたね。

ミキ「中野は素敵な時間だったなと思います。サキちゃんとの最後のライヴなのもあったけど、久々に遊び人(GANG PARADEファンの総称)と対面でギャンパレの曲を一緒に楽しめたし、あのメンバーでまた中野サンプラザに立てたのも凄く良かったです。爆泣きだったから、あんまり覚えてないんですけど(笑)」

マイカ「GTTBが始まってからもサンプラのことはどこかで意識はし続けていました。〈こういうの懐かしいな〉ってギャンパレと遊び人の深すぎる絆を再確認して、GTTBでもこういう空間を作りたいなって思ったし、よりGTTBへの愛が深まった、とても良い日でした」

ドク「ギャンパレを引きずっている自覚はなくて、自分の中では切り替えている気持ちだったんですけど、やっぱり中野でライヴをさせてもらえたことで、やっと良い意味で吹っ切れました。“OK”を歌う気持ちも、あの日があるかないかで凄く違うなって思います」

ココ「5月22日を終えてからはスッキリした気持ちでGTTBに向き合えています。やっぱりGANG PARADEをしっかり受け止める時間が一回もなかったので、これでやっと次に進める準備ができたというか。サンプラで用意していただいた豪華なセットとかを見た時に〈こんな舞台にはしばらく立てないだろうな、そのためにやることはまだまだたくさんあるな〉って思って、GTTBでまた大きいステージをめざしたいなって改めて思いました」

ユア「ライヴの間は夢みたいな感覚でステージにいて、目の前には遊び人のみんながいて、〈GANG PARADEが凄くたくさんの人に愛されるグループになったんだな〉って思って、温かい気持ちでその日を終えました。当日までは〈この曲はもう歌えないのかな〉とか寂しい感情もあったんですけど、終わってみると意外にそこはスッキリしていて。もしギャンパレが最後だとしても、いま新しい場所を作ってもらえて、周りに心強いメンバーがいて、ついてきてくれるファンのみんながいて、そこでがんばらないと意味ないよなって思ったし、そういう場所があることへの感謝みたいな気持ちがより深くなって。今度はSLEEPER(GTTBファンの総称)のみんなと同じような景色だったり、それ以上のものを一緒に作っていきたいなっていう気持ちが芽生えて。まだまだやることいっぱいあるなっていう気持ちになりました」

キャン・GP・マイカ

――そういう諸々からの繋がりを歌ってるのが、イントロにギャンパレの“LAST”をあしらった“OK”ですね。

ユア「そうですね。旧BiSの“primal.”からの歴史を紡いだのがGANG PARADEの“LAST”で、そこからまた繋がった曲として“OK”があって。GTTBが出来てからは自分たちも切り離して〈もう違うものを作らなきゃ〉みたいな意識で活動してきた部分もあったんですけど、やっぱりギャンパレで培ってきたものや、そこで生まれてきた血はずっと自分たちの中に流れているから、形は違うかもしれないけど、中身的な部分や過ごしてきた年月を大切にしながら、新しい形でやっていきなさいという意味も含まれているんじゃないかなって感じています。5月22日を迎えるまで、いまの私たちをちゃんと観れないっていう空気も正直あったと思うから、遊び人のみんなにも素直に〈まだ私たちがんばっているから〉みたいな気持ちで歌ってますね(笑)」

――ベビさんにとっては初音源ですね。

ベビ「歌詞にもいっぱい出てくるんですけど、大丈夫な気持ちになれる歌です。明るい、前向きな気持ちになれる曲」