2021年7月18日のNHK-Eテレ「生誕100年ピアソラの世界」で放送されたバッティストーニ指揮、東京フィルによるピアソラ:シンフォニア・ブエノスアイレスの日本初演ライブがCD発売。バンドネオンが2台入るオリジナル版を使っており、小松亮太(著書『タンゴの真実』が大きな反響を呼んでいる)と北村聡の師弟コンビがバンドネオンパートをがっちり固める。カップリングはプロコフィエフ:ロメオとジュリエット。第1・第2組曲から9曲を抜粋し、物語の進行順に並べた構成。バッティストーニの故郷ヴェローナが舞台の物語ゆえ気合が漲っており、愛の悲劇をダイナミックに描いている。