連載

【BOY 奥冨直人の宇田川放送委員会】第7回 つるべ落としの街に――ウ山あまね、尾島隆英、GAME CENTERを紹介

 

 わたくし奥冨が、今聴いているアーティストや作品について愛情たっぷりにお伝えしていく連載〈BOY奥冨直人の宇田川放送委員会〉。今回は秋の日暮れに少しおセンチな状況を優しく撫でてくれそうな彼らを御紹介。

ウ山あまね 『siriasu』 Amane Uyama(2021)

1. ウ山あまね『siriasu』
何処か不穏でグリッチ感の強いアレンジながら、柔らかい歌声と旋律で圧倒的なポップさを広げる予測不能な楽曲の展開。ウ山あまねという宇宙に飛ばされたかのような稀有な音楽体験がここにあります。この最新シングルの、優しいアルペジオで始まる冒頭からは想像できないクライマックスもぜひ体感ください。癖になります。

 

尾島隆英 『くさくさしない』 WaikikiRecord(2021)

2. 尾島隆英『くさくさしない』
東京を中心に活動するシンガー・ソングライター。知ったきっかけは2018年、中村佳穂を迎えた“ジャム”との出会い。いつの時代の曲かも不明なセピア色の音景とフォークの持つ情緒纏綿な気配に胸を掴まれました。それからもふとした時に聴いていたのですが、この最新作が現在の自分のムードとぴったりきて愛聴しています。

 

3. GAME CENTER『LOVE TOKEI』
金沢出身のツーピース・バンド。私の大好きなUSエモの空気を感じつつ、アートワークや歌詞から伝わる日本的な風情。眩しい青さを放つ爽快な胸キュンメロディーが、秋の夕暮れにぴったりと重なりそう。このファースト・アルバムでその魅力に存分に触れられるかと思います。ライヴ観てみたいなあ。

 


奥冨 直人(BOY)
平成元年、埼玉県生まれ。ユースカルチャーを発信するファッションと音楽のコンセプトショップ〈BOY〉を2009年渋谷円山町にオープン。2014年に現在の宇田川町店舗に移転・独立。現在スペースシャワーTVにて配信番組「スペトミ!」のVJを担当。DJやスタイリングなど日々の活動は多岐にわたり、どんな時代も楽しく暮らしている