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パソコン音楽クラブの活動記録とワークスのごく一部を紹介!!

パソコン音楽クラブ 『DREAM WALK』 パソコン音楽クラブ(2018)

Maltineからの配信作『PARK CITY』に続く初のフル・アルバムは、80~90年代のシンセやハード音源を用いたダンサブルな音作りで広くその名を知らしめた佳作。都会的な“OLDNEWTOWN”や軽快にスウィングする“Inner Blue”などの歌モノも交えた架空のノスタルジーが新鮮だ。

 

パソコン音楽クラブ 『Night Flow』 パソコン音楽クラブ(2019)

長谷川白紙やunmoらゲスト・ヴォーカルも交えてさらに親しみやすさを増した2作目。ジャケにリンクしたようなサウンドメイクのセンスも相変わらず抜群で、持ち前のシンセ使いが光る“Air Waves”や、イノウエワラビをフィーチャーした感傷的な歌モノ“reiji no machi”がとりわけ素晴らしい!

 

パソコン音楽クラブ 『Ambience』 パソコン音楽クラブ(2020)

翌年LP化もされている本作は、ステイホーム期間に制作されたミニ・アルバム。まさにタイトル通りに自粛中の自分たちの生活を取り巻く空気を表現したという全6曲のインスト集で、絶妙なKankyo Ongaku感は今回の新作『See-Voice』にも繋がっていくものだろう。

 

 自作で脚光を浴びるのに前後して、tofubeats“ふめつのこころ”(2018年)のリミックスで名を広めたパソコン音楽クラブは、多彩なフィールドからの注目を集めて一気に外部での制作仕事を増やしてきた。近年は〈ポケモン〉曲まで手掛ける彼らだが、ここではフィジカルで入手できる作品の一部を紹介しておこう。

 まず、名作ゲーム「パックマン」の生誕40周年記念コンピに提供した彼ら名義の“EAT & RUN”は本編の音源を豪快に積み上げた中毒性たっぷりなダンス・トラックだ。他アーティストとの仕事でも、ましのみの水星ライクな“NOW LOADING”を編曲したり、詞曲も丸ごと手掛けたRYUTistの瑞々しいシンセ・ポップ“春にゆびきり”などの好曲がたくさん。藤井隆が率いるSLENDERIE RECORDのコンピにおける藤井の80sダンサブルな“14時まえにアレー”、電音部・港白金女学院の灰島銀華(CV:澁谷梓希)による都会的な佳曲“Haiiro no kokoro”、ここなつ2.0のテクノ・ポップ“メモリーズ”など多彩なフィールドでの仕事も要チェックだ。

 数多いリミックス・ワークでは、フィロソフィーのダンスやsora tob sakana、YMCK、Ghost like girlfriend、For Tracy Hydeなど引っ張りだこだが、近年でデカいのはリミックス参加のお返しに手掛けたCHERRYBOY FUNCTIONのアンセム“The Endless Lovers”のリミックスだろうか。他にも女性声優ユニットであるサンドリオンの“キラーチューン”、アーバンギャルド“傷だらけのマリア”などのリミックスも一聴すべき仕上がりとなっている。 *阿蘭済士

左から、2020年のコンピ『JOIN THE PAC -PAC-MAN 40th ANNIVERSARY ALBUM-』(U/M/A/A)、ましのみの2020年作『つらなってODORIVA』(ポニーキャニオン)、RYUTistの2020年作『ファルセット』(PENGUIN DISC)、2020年のコンピ『SLENDERIE ideal』(SLENDERIE RECORD/よしもとミュージック)、電音部(港白金女学院)の2020年作『New Palace』(ASOBINOTES)、ここなつ2.0の2021年作『ホシノメモリー』(コナミ)、フィロソフィーのダンスのリミックス集『SAPIOSEXUAL』(PHILOSOPHY OF THE WORLD)、CHERRYBOY FUNCTIONの2020年のEP『suggested function EP#5』(ExT)、サンドリオンのベスト盤『SOUND OF BEST』(スターダスト)、アーバンギャルドの2021年作『TOKYOPOP 2』(前衛都市)