ディスクガイド

次代を担う日本のラウドなやつら! Part.1

今年もまだまだ好調な日本のラウド・ロック・シーンのネクスト・ブレイカーたちを紹介

 CrossfaithHER NAME IN BLOODSiMANGRY FROG REBIRTHら、メタルコアスクリーモ系を中心とした新世代バンドの目覚ましい台頭を大きなトピックに、あまりにも活況を呈しすぎている日本のラウド・シーンを特集したのは昨年の秋。だが、その後も続々と注目すべきニューカマーが登場していて、毎月の限られたページ数では紹介しきれない! そんなわけで、ここではパンクなども含めた今年のリリース作品のなかから、今回が全国的にほぼ初お目見えになる、あるいはブレイクポイントにあたる新人の良盤をメインにセレクト。いまのうちに名前を覚えておくべきアーティストを一気におさらいします! *bounce編集部

 

熊本発の4人組によるファースト・ミニ・アルバム。疾走感抜群のパンク・サウンドに、ツイン・ギターから放たれる鋭いリフや時折挿まれるソロ・パートも実にスリリング。また、爽快感を湛えたヴォーカルを追い駆ける重厚なコーラスワークも大きな武器と言える。心が晴れ渡るような牧歌的なメロディーは、COUNTRY YARDにも通じるものが。 *荒金

 

 

ド頭からむせ返るほど男臭い歌と演奏に面喰らった。北九州発のオーバー30バンドで、Ken Yokoyamaのツアーに声もかかるなど衆目を集めている。音は90年代の〈AIR JAM〉シーンを継承する粗削りなパンク・ロックだ。ダミ声のヴォーカル、感情で押し切る熱量を込めた演奏は文句ナシのカッコ良さ。本作は今年1月に出た初のミニ・アルバム。 *荒金

 

 

〈アニメやゲームが好き〉と公言する福岡発の5人組。キラキラのメロディー、華麗に舞う鍵盤、ラウドな音像も印象的だが、とりわけ日本人の琴線を揺さぶる歌謡曲アニソンに通じるキャッチーなメロが耳に残る。この初シングルでは日本語詞の割合もグッと増え、メッセージ性と哀愁感を高めたアレンジで独自路線を突き進んでいる。いいバンドだ。 *荒金

 

 

日本でいち早くスクリーモを鳴らしていた元NEW STARTING OVERのメンバーを中心に結成された4人組。その初フル・アルバムには、鍵盤やストリングスを用いてホラー色漂うドラマ性を増した楽曲がズラリと並ぶ。自身の音楽性を〈シネマティック・ポスト・ロック〉と位置付けており、確かに映像が浮かぶ広がりと奥行きのある音色もムード満点だ。 *荒金

 

 

2011年結成の4人組。めっちゃくちゃ人懐っこい珠玉のメロディーが載せられたポップ・パンクエモを、キラッキラのエレクトロニクスで彩れば、瞬く間に訪れるたまらない昂揚感! 特にSGsfpr)をフィーチャーした“Song To You”は、〈この曲、嫌いな人いるの?〉と言わせしめる、全音楽リスナーを射程圏に捉えた最強のアンセムです! *山口

 

 

大阪発・平均年齢21歳の4人組メタルコア・バンド、DIEAのファーストEP。静と動を目まぐるしく行き来する曲展開を、超攻撃的なギター・リフが牽引し、多種多様なスクリームが聴き手をさらなるカオスへと引きずり込んでいく。また、“Actual”ではシンガロング・パートを盛り込むなどのキャッチーさを見せたりと、今後に期待が高まる全4曲! *山口

 

 

エモ・ピアノ・ロックを鳴らす大阪発の5人組。歌心を押し出した高音ヴォーカルにスクリームを織り込んで、繊細な鍵盤が生み出す壮大さのなかに荒ぶる激情もしっかり注入している。哀愁あるメロディアスな旋律、テクニカルな演奏も耳を引き付け、このバンドならではの世界観を創出している。まずはこの初ミニ・アルバムから聴いてほしい。 *荒金

 

 

大阪にて結成されたスクリーモ・バンドのファースト・フル・アルバム。哀愁のある“Foreshore”や、爽快感を湛えて疾駆する“Melancholic Party”などは、持ち前の突き刺さるようなハイトーン・ヴォイスが映えて心地良い。また、日本語詞に初トライした“Nostalgia”では、美しい轟音で叙情性を提示するなど、ここからさらなる音楽性の広がりを見せそうな予感。 *山口

 

 

ネクスト・ブレイク候補の筆頭と言える4人組は、今年すでに2作品を投下。この2作目は、流麗なアルペジオで口火を切る1曲目の“Complete Me”からとにかくエモい! 美メロ搭載、攻撃性全開の楽曲群は、どれもドラマティックなものばかり。信念に満ちたリリックも求心力抜群だ。昨年、Red Bull主催のバンド・コンテストを制した実力は伊達じゃない! *山口

 

 

結成から3年、大阪発の4人組がタワレコ限定で初のミニ・アルバムを発表。英語と日本語を器用に使い分けるヴォーカルを看板に、ラウドかつエモーショナルな演奏を響かせている。勇壮なコーラスやブレイクダウン・パートも設け、ライヴを意識した楽曲が多い。その一方で、メロディアスな側面も存分に主張した楽曲もあり、聴き応え十分だ。 *荒金

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