4年ぶりとなる待望のオリジナル新作。近年の作業を共にするフレッド・アゲインとジョニー・マクデイドが引き続き多くの曲で共同プロデュース/ソングライティングを手掛けつつ、兄のマシュー・シーランもストリングス・アレンジを手掛けるなど多くの音楽家が参加。自身の結婚、父親になったこと、友人の死など、書かれたテーマはパーソナルながら、それらを表現する情熱と昂揚感は聴き手にダイレクトに伝わってくる。サウンド面では前作に比べてさらにポップで壮大に進化しており、さまざまなタイプの楽曲が収録されている。なかでも得意のバラード曲はいままで以上に感傷的で美しく鳥肌もので、主役の歌声の素晴らしさを再認識できますね。一人の男が成長する様を描いた感動的な傑作。