メンバーの脱退/加入を経て5人組となり、初作からおよそ半年で到着したセカンド・アルバム。すでにライヴ先行で披露されていた楽曲も含めて新曲が揃い、〈愛という憎悪〉と歌う威勢のいいオープニング曲“HATRED of LOVE”からは先日BiSもカヴァーしたTMGEの姿がよぎるものの、デジタル・ハードコア風の疾走感でブチ抜く“NO REASON”、ナ前ナ以が剥き出しの思いを綴った人情系の“GAZE”や、青春パンク調の“日々是虚無也”、ラフなロックンロールの“Just Do it”など、パンキッシュな基本軸を貫きつつアレンジの幅を広げた作りは前作以上にキャッチーだ。脱退したナアユ作詞の“I wanna live”は美しいストリングスの響きと感情の入りまくった個々の熱唱が胸に迫ってしょうがない名曲!