
別れと出会いの行き交う特別な日々を経験して、それでもASPは強く生きていく――早くもセカンド・アルバムを引っ提げて新生した5人はいま何を語る?
WACKの通過儀礼というべきか……2021年5月のデビューから特異な存在感を発し、9月に初のシングル“the MAN CALLiNG”を投下した勢いで秋の全国ツアー〈MARCH of ROGUES TOUR〉へ踏み出したASPですが、その最中にナアユが足の怪我に伴う無念の脱退を発表。別れの日となった11月23日、ツアー最終公演のLIQUIDROOMでは〈BiS and ASP 新メンバー合同オーディション〉に合格した双子姉妹のマチルダー・ツインズ(姉)とウォンカー・ツインズ(妹)が早くもお披露目されたばかりです。今回は早くも年明けに控えるニュー・アルバム『PLACEBO』について話を訊くべく、同公演から数日後の5人に初めての取材を行いました!
いままでにないグループ
――まずは新メンバーの2人がWACKをめざしたきっかけから教えてください。
マチルダー・ツインズ「BiSHさんのライヴ映像を3年ぐらい前に観てWACKを知りました。アイドルを見ておもしろいって思ったのが初めてで、歌詞もカッコイイし、踊りも一生懸命で、とても衝撃を受けて」
ウォンカー・ツインズ「私も同じタイミングで知って。それまでやりたいこともなかったんですけど、WACKのアイドルを観て初めてやりたいって思いました」
――過去のオーディションには応募した?
ウォンカー「今回が初めてです」
――2人で相談して応募したんですか?
マチルダー「お互い何も言わずに」
ウォンカー「いや、言ったよ」
マチルダー「いや、言ったけど、〈2人でがんばろうね〉っていう雰囲気じゃなくて」
ウォンカー「うん。しれっと送ってました、〈そっちはそっちでがんばって〉みたいな」
――選考の過程で〈この2人って双子じゃん〉って気付かれた感じなんですかね?
マチルダー「2次審査の時になりました。歌唱審査の時にウォンカーが言われて」
ウォンカー「オーディションのグループ分けは別々だったんです。私が後から受けて、そこで双子ってことに気付かれたみたいで」
――個々に審査に残ってたんですね。オーディションはBiSとASPのどっち志望で?
マチルダー&ウォンカー「ASPです!」
ユメカ・ナウカナ?「イェ~イ!」
マチルダー「MVとかを観て〈やりた~い〉って……ホントですよ!」
――疑ってないです(笑)。全員で顔合わせしたのは?
ナ前ナ以「加入を知ったのは9月末ぐらいで、10月の頭に初めて顔合わせしました。けど、双子のおもしろい子たちが入るっていう噂はその前からあって」
ユメカ「そうだ、そうだ。風の噂で」

――新メンバーの加入自体はポジティヴな受け止め方だったと思うんですけど、2人入ることについてはどう思いました?
モグ・ライアン「最初は〈あっ、一気に2人も増えるんだな〉と思いました。しかも双子って聞いてビックリしちゃって、アニメのグループみたいだなって(笑)。ASPを見た時に〈おもしろいキャラがいっぱいいる!〉みたいに興味を持ってくれる人もいるんじゃないかなって、そういう意味でもグループとして強いなって思いました」
ナ以「こんなグループ見たことないし、やっぱりASPはASPらしく活動していきたいので、いままでにないグループという点でも素敵だなって」
――顔合わせの時点でナアユさんの脱退は決まっていたんですか?
ユメカ「たぶんナアユちゃんが渡辺(淳之介:マネージャー)さんに相談していた頃で、私たちにも話はあったけど、まだ決定ではなかったですね」
――当初は6人組のイメージもありえたわけですね。そこから5人になることが決まった際はどんな心境でしたか。
ユメカ「う~ん、何より心強かったし、支え合えると思って頼りにしてたし、一緒なら何だってできるって思ってたし……ASPになる前から仲良くしてたので、寂しいし、悲しさが凄かったです。期間は短かったけど一緒にいろんなことを乗り越えてきて、私の悩みをナアユちゃんが解決してくれたり、ナアユちゃんの悩みを聞いたりして……でも怪我のことは一緒に乗り越えられなかったんだなって、これからもきっと後悔して思い出すと思うんですけど。いまはもう前を向いてがんばるっていう感じですね」
ナ以「当たり前に一緒に過ごしてきて、知らない間にメンバーのことが本当に大切になっていて、めちゃくちゃ信頼していて。だから誰かがいなくなるなんて考えてなくて、やっぱり悲しかったし、苦しかったです。ずっと一緒にいるとメンバーの幸せも悲しみもグループの幸せと悲しみになって私に届くので、ナアユちゃんの痛みも私の痛みになって。でも私には理解できないくらい本人は苦しかったと思うし、どうしても私たちはASPのことを第一に考えなきゃいけなくて、そこが凄く難しかった。それでも、やっぱり最後はナアユちゃんに幸せになってほしいって思いでした」
モグ「もっといろんな景色を一緒に見たかったし、いろんなことをやりたかったです。メンバーとしても、人としても、こんなに仲良くなりたいって思った人は初めてだったので、もうさよならしなきゃいけないのがめちゃくちゃ悲しくって、初めて聞いた時はめちゃくちゃ泣きじゃくって止めたんですけど。でもナアユちゃんがずっとずっと考えて悩んできたことなので止められるものではなくて。で、その辞めちゃう理由が足の怪我で、どうにもできない自分にめちゃくちゃ腹が立って。凄い悔しくて仕方なかったです」
別れと出会い
――4人で最後のライヴはASPとして初のLIQUIDROOM公演でもありましたが、振り返ってみていかがでした?
ユメカ「前回のツアー・ファイナルは考えすぎたのが反省点だったので、LIQUIDは〈やってやるぞ!〉みたいな気持ちで臨んで、清々しい気持ちで終われて自分的には凄く良かったです。ナアユちゃんと目が合うたんびに涙腺爆弾が危なかったんですけど、〈楽しむぞ!〉って思ってやりきりました。しかもアンコールでは2人を迎えて輝かしい気分で終われたので、先が見えた気持ちになりました。前向きになりましたね」
ナ以「ツアーの最終日ってこともあって、終わった後に何も考えられなくなるくらい、もう全部全部全部出しきりました。でも、やっぱりいつものライヴとは違って、いままで味わったことのない、喪失感じゃないけど……う~ん、喪失感だったのかな。何だろう、言葉が出ないです。終わった後にはプラスな気持ちだったんですけど、何なのかよくわからなくなっちゃいました(笑)。〈わからない〉ってあんまり好きじゃないんですけど、この感情が何なのかが見つからないです」
――それが率直な感想でいいと思います。
ナ以「はい。4人体制も5人体制もどっちが良いとかじゃなくて〈これがASPだ!〉って私は思っていたし、それは両方でお客さんに観せられたと思います」
モグ「私も前日とかはめちゃくちゃ考えちゃって。でも考えすぎると絶対良くないから完全に切り替えて、ずっと観てきたWACKで自分がLIQUIDROOMに立つことを考えて〈ヤバイ、凄いことだ!〉って思いながら、BiSさんやBiSHさん、GANG PARADEさんのLIQUIDROOMの映像を何回も観ました。で、ライヴは一曲一曲やりながら〈ナアユちゃんとこの曲をやるのは最後だ〉とか思ったり、〈ここの振付けはこうやって考えたな〉〈この歌詞はこう思って書いたな〉とかいろいろ思い出して、自分の中で勝手に悲しくなったり、嬉しくなったり、楽しんだりしていて、全然疲れなんか感じなかったです。そういう気持ちでライヴしたことがなかったので、もうナアユちゃんとステージに立つことがない悲しさがどこかにあって、新体制をやっと観てもらえる嬉しさもあって、わけわかんなくなってたら終わっていてビックリしちゃって(笑)」
――特別な日になりましたね。
モグ「特別でした。いつも私はライヴの後で〈あそこがダメだった〉〈こんなこと考えてた、最悪だ〉とか後悔しちゃうんですけど、LIQUIDはライヴ中も〈いま楽しい!〉って思えたし、やりきって良かったです」
――そんな状況で2人は初登場して。初めてのステージはいかがでしたか?
マチルダー「思ってたより、ならず者(ASPファンの総称)の皆さんが優しくてビックリしました。ナアユちゃんが辞めるってなって、いきなり入ってきたらファンの人は複雑だろうなって思うのに、目を合わせてくれたり、振付けをやってくれたり、優しくて。嬉しかったです」
ウォンカー「ライヴは一瞬でした。マチルダーも言ってるように、お客さんはいろんな感情になってると思うので、〈新体制もいいね〉って思ってもらえるようにがんばりました」
マチルダー「緊張してないと思ったんですけど、Twitterでは〈緊張してた〉って書かれていて(笑)。でもやってる時は、楽しいしかなかったです」
ユメカ「良かった」
――ライヴの練習と同時進行で、5人でのレコーディングもされてたわけですよね。
マチルダー「はい。“I wanna live”を最初に録って、歌えてるのか心配になりながら歌ってました」
ユメカ「バッチリだったよ」
――歌割に関しては特に双子っぽさを強調されているわけではないんですね。
マチルダー「そうです。そういう指示はなくて。2人とも音がハ行になっちゃうから、その指摘はありました」
ウォンカー「それぞれの声をちゃんと聴いてくださって嬉しかったです」
――まあ、最初はヴィジュアル的なインパクトを期待されると思うんですけど、こちらが何でも双子セットみたいに捉えてしまうのも失礼でした。
ユメカ「いや、私も会ってすぐ〈一卵性?〉とか訊いちゃったんですけど、〈これデフォルトだな〉と思って申し訳なくなりました」
ウォンカー「でも全然、双子でASPのためになるなら、私は大丈夫です(笑)」
マチルダー「私も大丈夫」
ウォンカー「むしろです」
ナ以「でもホントに性格も雰囲気も違うんです。だから、私はやっぱり皆さんにマチルダー・ツインズを観てほしいし、ウォンカー・ツインズを観てほしいですね」
ユメカ「うん、ホントにそうだね」
新しい面が見られるアルバム
――そうやって早くも2作目となるアルバム『PLACEBO』が完成しました。
ナ以「前作『ANAL SEX PENiS』は〈ここから始まるぞ!〉っていう、蒼いというか初々しかったけど、今回は〈これがASPだよ、わかるでしょ?〉みたいなアルバムです(笑)。自分たちで成長したって言うのはあれですけど、音楽だけ聴いても〈あっ、これASPのアルバムだ〉ってたぶんわかるような、〈これこれ!〉みたいな(笑)」
ユメカ「〈ASPってこれでしょ!〉みたいな感じ。わかる」
モグ「うん。前作の〈パンク・ロックです〉みたいな統一感だけじゃなくて、新しい面も見られると思います」
ユメカ「そう。曲の幅がさらに広がって」
モグ「新しいASPも入りつつ、ASPらしさが固まってる感じがします。凄い好きです」
――サウンド的な幅でいうと、5人の初MVも公開された“NO REASON”が特にそうですね。
ユメカ「はい。仮歌の時点でめっちゃカッコイイってマジ鳥肌立った」
ナ以「立った。最初みんなで聴いたよね?」
モグ「そうだね、リリイベの時。機械の故障音みたいなのから始まって、スマホが壊れたのかと思った」
ナ以「そう、私の携帯で聴いたんだよ」
ユメカ「そうだ。〈壊れた?〉って思ったよね。そういう曲です(笑)」
――サビのユメカさんが喉ひっくり返りそうでビックリしました。
ユメカ「いや~、いままで出したことなかったんですけど、何か出せましたね(笑)。ちょっとカッコ良くシャウトやっちゃってます。2人の歌声が加わったこともあって、めちゃめちゃイイ感じになりました」
――で、今回は新曲ばかりで盛りだくさんなので、各々が現時点でお気に入りの曲を紹介してもらえますか?
ユメカ「私はツアーでも披露してきた“ITSUMO KOKOKARA”です。これはサビが現状に当てはまってて、ホントに〈こっからさ こっからなんだよ〉って思いながら、ならず者に向けて内臓が飛び出る気持ちで歌ってて。どのライヴでやっても力が入りますね」
――ツアーで歌っていくうちに実感が深まってきたのかなと思います。
ユメカ「確かにツアーでやってきたのはデカイですね。その時は落ちサビから3サビにかけて私の歌からナアユちゃんに走ってく歌割だったので、バトンを渡してる感覚がめちゃめちゃ気持ち良くて。そこで曲が磨かれてきた感じがします」
――井口イチロウさんの曲だからか、少しCARRY LOOSEっぽさも感じました。
ユメカ「確かにそうですね。作曲もだし、歌も久しぶりに井口さんに録っていただいて〈めちゃめちゃ成長したね!〉って言っていただきました。これから思い入れももっと深くなっていくと思います」
ウォンカー「私は“マジ無いです。”が凄く好きで。歌詞も振付けも煽ってるんですよ。そういうところがASPらしさというか。この曲をやってる時に〈自分はこういうことがやりたいんだな〉って気付きました」
――これは悲しみジュニーさんの歌詞がけっこう辛辣な印象ですね。
ウォンカー「普段言えないような凄い言葉が詰まってて、素晴らしいと思いました(笑)。私はいろいろ言ってくる人とかをイメージして歌うようにしています」
ナ以「私は“Just Do it”です。自分もそうなんですけど、どこか人目を気にしたり、誰かの意見に左右されて自分のやりたいことをやれない人とかに対してASPらしく〈やってやろうぜ!〉みたいに歌っていて。まだライヴではやってなくて練習中なんですけど、ステージで暴れられるのが嬉しくて。自分のホントの気持ちみたいなものを歌ってくれてるようで大好きです」
マチルダー「私は“M”が好きです。渡辺さんが音楽に対する思いをストレートに書いた歌詞で、何も隠さずにまっすぐな曲を歌えるのが嬉しいって思いました。あと振付けも可愛くて、リリイベでもやって楽しかったです」
ユメカ「振付けには意味があって、心がザワザワ、胸がソワソワ、足ガクガクみたいな感じをサビでは見せています」
――一応確認ですが、どなたかのイニシャルではなく、〈Music〉のMなんですね。
ユメカ「私たちは〈Music〉だと信じて歌ってます!」
――失礼しました(笑)。モグさんは?
モグ「私はナアユちゃん作詞の“I wanna live”です。ナアユちゃんがいないのにナアユちゃんの歌詞を歌うっていうだけで、私はもう感情が入ってしまいます。辞める/辞めないの話を聞いた状態でこの歌詞が送られてきて、改めて凄い人だなって思いましたし、共感できました。ナアユちゃんの歌詞は生きる/死ぬっていう言葉がよく出てくるんですけど、私もWACKが生きる場所で、ASPとして生きられてて良かったし、そういうことをたくさん考えました」
――ナアユさんの最後のメッセージにも通じる内容ですね。
モグ「そうなんですよね、ヤバイです。みんな感動すると思います。あと、ASPはパンク調の曲が多いんですけど、これはメロディーも曲調も凄く綺麗で」
――ストリングスも入って。
モグ「はい。前からBiSHさんの“オーケストラ”みたいなストリングスの入る曲が好きで、私は“オーケストラ”を聴いてWACKを好きになったので、ASPでこういう曲を歌えるのが嬉しいです。単純に好きなものが詰まっていて、めちゃくちゃ感情込められるので好きです」
いまのASPに自信がある
――ナアユさんは“You don't say”も作詞されてますが、作詞でいうとモグさんが書いた“いつでもファッキュー♡”はまたモグさんらしいイメージというか。
モグ「いや、私らしいと思います(笑)。これは曲調も楽しそうで、初めて聴いた時に海外ドラマの学校みたいな雰囲気を感じたので、だったら学生時代の私が溜めに溜めてきた怒りを書いちゃおうかな~って思って書きました。で、私が単純に〈FUCK YOU〉を言いまくりたかったのでたくさん入れて、〈ナシでしょ〉って思ってたら採用していただきました(笑)」
――規則違反もよくしてたんですか?
モグ「全部事実です(笑)。呼び出しをくらってる姿を考えて入れてくれたり、振付けも好きですね」
――一方、ナ以さんは2曲で初の作詞となりました。
ナ以「とても嬉しいです。“GAZE”は子どもの頃から自堕落さとか、自分の性格が嫌いだったんですけど、それを周りのせいにしていたところがあって。でも、やっぱりWACKに入ってそれを変えたかったので、〈何でも他人のせいにするのは違うんじゃない?〉〈変えなきゃダメだよ〉って、自分に向けて書きました。凄い泣き虫だったり、発言するのが怖かったりする自分に向けて〈人のことがどうとか気にしないでやりな〉って書いてますね」
モグ「歌詞を見た時、凄いなって思ったよ」
――曲調も相まって、攻撃的なASPとはまた違う、人間味のある曲になりましたね。
ナ以「凄い綺麗なメロディーで私も好きです。たぶん初めて書いた詞なんですけど、渡辺さんから〈良かったよ〉みたいにメールいただいて、それがホントに嬉しくて。歌詞書くの楽しいなって思いました」
――もう1曲“Let's go as a weirdo”もナ以さん作詞で、これは〈変わり者でいこうぜ〉っていう内容で。
ナ以「はい。こっちはグループに向けて書きました。ASPはメンバーカラーとか発表してないのに、ならず者のみんながペンライトを振ってくれていて、人に色が見えるのっておもしろいし嬉しいなって思ったことをきっかけに思い付いた歌詞です。やっぱりASPは何にも染まりたくないし、例えばこの髪型も〈変なの〉とか言われるかもしれないけど(笑)、私はいまのASPにめちゃくちゃ自信があって最高なグループだと思うので、何を言われても〈知らねえ〉〈見てろよ〉って。メンバーに〈進んでくぞ!〉って書きました」
――そんな気合いの力作が年明け早々に出て、WACKツアーもありつつ2月21日にはZepp DiverCityでのワンマン〈ANTi SOCiAL PAiNS〉が開催されます。最後に新年の目標を教えてください。
ユメカ「めざすはZeppですね。5人でどれだけのことをできるか、不安はもちろんありますけど、いまはそれよりもワクワク感が凄くて。個人では変わらず宇宙一のアイドルが目標なんですけど、まずはこの頼もしい2人が入ったASPをいろんな人に観てほしいです」
ウォンカー「新年は大きくなるASPをたくさんの人に見せつけたいし、見ていてほしいです。そう思ってもらえるような人になりたいですし、がんばります。寅年ですので……いっぱい咬みつくぞ! 咬みつくぞ!」
ユメカ「タイガーだけに。ちょっとユメカ・ナウカナ?っぽいですね(笑)」
――困りました(笑)。ナ以さんは?
ナ以「もっといろんな人に知っていただきたいし、いろんな人がASPを観てどう思うんだろうっていうのも知りたいです。そのためには、もっと大きいところにも立たなきゃいけないし、そこに立つのに相応しいグループにしたい。でも個人としては〈もっとできるでしょ〉っていう足りないところがあるのは自分でもわかってて、やっぱり歌とかダンスだったりの基礎を自分では極めていきたいです」
マチルダー「私は2022年は……えっ、〈入ったばっかりで何言ってんだ、コイツ〉とか思わないですか?」
――これからの話ですからね。
ユメカ「うん、そうだよ」
マチルダー「あの、自分がメンバーだからじゃなくて、ASPはめちゃめちゃカッコイイのに〈何で知らないんだろう?〉って思うので、普通に道とか歩いてる人とかにもホントに知ってほしいです。個人としてもASPの芯の部分をちゃんと自分のなかに持ちたいなって思ってます」
――はい。では、モグさん。
モグ「2月にZeppが終わったら、ASPが集まって1年経つので、知ってる人には〈めっちゃ変わったね〉って思われたいですし、知らない人には知ってもらうだけじゃなくて、全員ASPの虜になるように惹きつけたいです。自分には自信が持てないんですけど、ASPには自信があるので、新年は思い詰めず、決めつけず、自分なりに明るくポジティヴに、もっと自信を出していきたいです。ユメカちゃんは宇宙一とか言うんですけど、私は物凄く現実的なことを考えてしまうんですね。なので……」
ナ以「現実的じゃないって(笑)」
ユメカ「現実的ですけど(笑)!」
モグ「いや、めざしてる場所とか目標を言ったら〈できるわけないじゃん〉って笑われるとかすぐ思っちゃって、あんまり口に出したくないんですけど、そういうのを全部取っ払って、本気でめざさないと上には行けないと思っています」
ASPの2021年の作品。
左から、アルバム『ANAL SEX PENiS』、シングル“the MAN CALLiNG”(共にWACK)、柏木由紀とのコラボ・シングル“柏木由紀なりのASP -AGAiNST THE WORLD-”(キング)
