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インタビュー

小曽根真が語る、挑戦を続けてきたバンドNo Name Horsesの18年の集約『THE BEST』

Photo by Ryota Mori

小曽根真 featuring No Name Horses 新録音3曲を含む初のベスト・アルバム

 「最初の音を聴いた瞬間に心が震えてしまいました」 No Name Horses(以下NNH)結成のきっかけを尋ねた時、開口一番に小曽根はそう語ってくれた。伊藤君子(ボーカル)の2004年発表作品『Once You’ve been in Love』制作のために初めて顔を揃え、そのレコーディングをきっかけにして結成されたNNH。それまでピアノ・トリオやソロ演奏を中心とした活動を展開していた彼のビッグバンド結成は当時、大きな話題となった。

 「もともと僕はビッグバンド・ジャズが大好きでした。小学生の時に父親から聴かせてもらったバディ・リッチのアルバムでジャズに目覚め、10歳の時にニューソニックジャズオーケストラと共演させていただき、15歳から北野タダオさんのアロージャズオーケストラのレギュラーとして活動を開始。僕がバークリー音楽院の作編曲科に入学したのも元はと言えば、高校2年生の時に聴いた、穐吉敏子さん率いるトシコ・タバキン・ビッグバンドの演奏に感動したのがきっかけですから。その後、卒業してからはピアニストとしての活動がメインになり、ビッグバンドからは遠ざかっていたのですが、NNHのみんなの音を聴いた時にその情熱が再燃しました。僕の思い描いていた理想の音が実現し、さらにそれが大きく広がっていくのを聴いた時の喜び。その感動をメンバー全員と共有できたからこそ、これほど長く活動できているように思います」

小曽根真 featuring No Name Horses 『THE BEST』 Verve/ユニバーサル(2022)

 そうしたNNHの18年の活動が集約された初のベスト・アルバム『THE BEST』には、過去のアルバムから厳選された13曲のベスト・テイクに加えて、今年3月に録音された3曲の最新レコーディングが収められている。

 「NNHはこれまでずっと挑戦を続けてきたバンド。アルバムごとに新たなテーマに挑んでいますし、ライヴでもアレンジやリハーサルを超えた方向へと進みます。そんな僕たちに相応しいベスト・アルバムをと考えた時に、僕のオリジナルと、オスカー・ピーターソンとチック・コリアという僕にとって大切なふたりのピアニストの楽曲をNNHのフレッシュな演奏でお届けしようと思いました。6月中旬からスタートするアルバム・リリース・ツアーはNNHにとって久しぶりの全国ツアー。コロナ・パンデミックから少しずつ解放されつつある世界の中で、これまで以上にガッツに響く演奏をしたいと思っています。オーディエンスの皆さんと一緒になって生きる喜びを実感できたら最高ですね」

 


LIVE INFORMATION

小曽根真 featuring No Name Horses ~THE BEST~ 全国ツアー
2022年6月21日(火)熊本県立劇場 演劇ホール
2022年6月23日(木)福岡サンパレス ホテル&ホール
2022年6月24日(金)大分 iichiko グランシアタ
2022年6月25日(土)山口市民会館 大ホール
2022年6月26日(日)広島 東広島芸術文化ホールくらら
2022年6月30日(木)福井 ハーモニーホールふくい
2022年7月1日(金)愛知 刈谷市総合文化センター アイリス
2022年7月2日(土)三重県文化会館
2022年7月3日(日)兵庫 川西市キセラホール

小曽根真クリスマス・ジャズナイト2022
2022年12月21日(水)・22日(木)東京・渋谷 Bunkamura オーチャードホール ほか

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