(左から)ルーク・ファブリー、ドーソン・ドハティー、コール・クリスビー

ボーカリストのドーソン・ドハティー(Dawson Daugherty)、ベーシストのルーク・ファブリー(Luke Fabry)、ギタリストのコール・クリスビー(Cole Clisby)というZ世代の3人からなるポップバンド、オールモスト・マンデー。地元である米サンディエゴを拠点にしており、3人ともサーファー、という背景は、西海岸のまぶしい日差しが燦々と降り注ぐような喜びに満ちた彼らの音楽を一聴すれば、すぐに納得してもらえるはず。

そんなオールモスト・マンデーの音楽は、グルーヴィーかつチルでエクレクティックな音楽性と、Z世代ならではのリアルで共感性の高いリリックによって、TikTokなどのSNSやストリーミングを介して欧米で浸透しつつある。さらに、韓国のSEVENTEEN・ドギョムや日本の[Alexandros]・川上洋平がフェイバリットに挙げるなど、アジアでも人気が急上昇中だ。

いままさにバンドが羽ばたいていこうとしているタイミングで、日本のリスナーに向けて人気曲と最新曲を収めた特製デビュー EP『cough drops (Japan Special Edition)』をリリースし、東京・代官山SPACE ODDでの初来日公演を成功させた。そのタイミングで3人にインタビューすることができたので、3人が自然体で話ってくれたことの全編をお届けしよう。

ALMOST MONDAY 『cough drops (Japan Special Edition)』 ユニバーサル(2022)

 

サンディエゴの音楽シーンはグレイト

――はじめまして! タワーレコードの音楽サイト、Mikikiと申します。

ドーソン・ドハティー「タワーレコード! このあと行く予定なんだ」

――ありがとうございます! うれしいです。私は英語があまりうまくしゃべれないので、日本語でインタビューさせてください。

ドーソン「OK! 僕らの日本語なんて、ホラーみたいな恐ろしいレベルだよ(笑)」

――ははは(笑)。私はサンディエゴに行ったことがないのですが、街のムードやカルチャーは、オールモスト・マンデーの音楽とどう関係しているんでしょうか?

ルーク・ファブリー「サンディエゴってかなり広くて、それぞれいろんな区域に分かれてるんだけど、僕らは海辺の地域に住んでるんだよね。そこも、たくさん人が住んでるんだけど、かなりレイドバックした感じなんだ。友だちと一緒にチルして過ごせるムードで。ほんとに太陽が降り注いでるような、めちゃくちゃハッピーな場所。

自分たちの音楽が喜びに満ちあふれたものになるのは、そういう場所で暮らしてるからなんだろうね。でも、それも、必ずしも、あえてそうしてるってわけじゃぜんぜんないんだ。僕らの音楽は、自然とそうなってるんだよ。僕らの音楽の底に、そういうポジティブなトーンが流れてるんだ」

YouTube動画〈【1分でわかる】オールモスト・マンデー(almost monday)紹介ビデオ【Z世代オルタナ・ポップ・バンド】〉

――なるほど。では、そんなサンディエゴの音楽シーンについても教えてもらえますか?

コール・クリスビー「サンディエゴには、サーフロックやパンクのシーンがたくさんあるんだ。もちろん友だちもいるし、僕の兄弟もサーフロックバンドをやってる。あと、ソーマ(SOMA)っていう象徴的な老舗ベニュー(ライブハウス)があって。カスバ(The Casbah)もそうだね。

LAから車で2時間くらいの近さだし、おもしろい音楽シーンがしっかりあるよ。大きなツアーだと、サンディエゴを飛ばしちゃうバンドもたまにいるけどね(笑)。とにかく、サンディエゴの音楽シーンはグレイトだし、僕は大好き」

――コールの兄弟って、お兄さんですか? 弟ですか? 英語だと〈brother〉ですが、日本語だと〈兄〉と〈弟〉で言葉がちがうんですよ。

コール「そうなんだ(笑)。ごめん。弟だよ」