こんにちは。年明けのご挨拶にしては時間が経ってしまいましたが、今年も音楽を愛し楽しむ年にしたいヴォーカルのtowanaです。今回からわたしのレコメン&メンバーからのレコメンを紹介していきます。

Dweet, Kenichiro Nishihara 『夜を待って/RE:Vibe』 BLACK EYED(2019)

 kevinくんのおすすめはDweet & 西原健一郎の“夜を待って”です。一見して、kevinくんは一体いつの時代の曲を教えてくれたんだろう……?と驚かされたレトロ感のあるアートワークですが、2019年リリースのジャジーでお洒落なラップの楽曲でした。ピアノが印象的なローファイ・ヒップホップという感じで、家でのリラックスタイムにわたしもこんな音をよく聴きたくなります。本人いわくランダム再生で出会ったということですが、こんなにかっこいい日本語ラップが急に流れてきたらと思うと。良い音楽との思わぬ出会いは嬉しいですよね。

CLAIRE ROSINKRANZ 『123』 Republic(2022)

 佐藤さんのおすすめはクレア・ロージンクランツの“123”。カリフォルニア出身の19歳のシンガー・ソングライターで、TikTokに彼女の楽曲が使われた動画が280万本以上もあるそうです。凄い……。手作り感のあるインディー・ポップで切なくかわいい曲調と声が良いとのことですが、彼女の他の楽曲も含めてほとんどが1曲2分台と短いです。爽やかなLA感とこの軽やかさが時代とマッチしているのかな。

XG 『SHOOTING STAR』 XGALX(2023)

 最後にわたしのレコメンは、今年1月にリリースされたばかりのXGのサード・シングルから“SHOOTING STAR”と“LEFT RIGHT”の2曲ですが、どちらもとてもかっこよくて選べず、どちらもおすすめします。メンバーは全員日本出身ながら楽曲は全編英詞で歌い、主に韓国から世界に向けて活動しているというグローバルガールズグループで、これまで誰もやったことのない新しい道を切り拓いている凄いグループだと思います。“SHOOTING STAR”のMVはキラキラSPACEギラギラCYBERから渋谷Y2Kギャル! TOKYO! アニメ!みたいな感じで(語彙力が……)、きらめきと可愛さですごく元気をもらえます。歌とラップとダンス、MVやアートワーク、そして衣装やヘアメイクなどに至るまですべてのクオリティの高さにとても感動するし、楽曲もわたしの大好きなR&Bでずっとリピートして聴きたくなります。

 さて、今年の夏にfhánaはデビュー10周年を迎えます。新たな体制になり不安な気持ちもあります。でもこれまで以上に音楽と真摯に向き合い、音楽への愛と皆様への感謝の気持ちを忘れず前に進んでいきます。改めて、今年もよろしくお願いします!

 


towana
fhánaのヴォーカルを担当。最新アルバム『Cipher』(ランティス)も好評リリース中のfhánaは、去る1月29日の〈fhána Cipher Live Tour 2022〉振替公演の名古屋でyuxuki wagaを送り出し、新体制に向けて踏み出したばかり。6月からは次のツアー〈fhána Looking for the New World Tour 2023〉もスタートします。さらなる詳細は〈http://fhana.jp/〉にてご確認ください!