箏奏者の八木美知依と作曲家の藤倉大によるデュオ作品。大友良英、ヒカシュー、cobaなど多彩なアーチストと共演をはたしてきた八木美知依。現代音楽の作曲家として数多くの曲を送りだしてきた藤倉大。20年の知人という彼らだが、本作では八木美知依は箏を、藤倉大はシンセサイザー奏者として、作曲を2人で担っている。コロナ禍で製作された本作はロンドンに在住の藤倉大と東京に在住の八木美知依がリモートで対話を繰り返しながら作り上げられられた。アルバム・タイトルとなった〈微美〉は八木の造語で、〈微妙に美しい〉の意。タイトル曲の“微美”、“蓮”など美しい演奏で彩られた世界。