ジェームズ・イハとジミー・チェンバリン復帰後3作目となる通算12枚目のアルバムは3部構成の壮大なロック・オペラだ。ACT 1から11曲ずつ順々に配信していった全33曲をCD3枚に収録。作品全体に散りばめたロック・シンフォニー、ディスコ、ピアノ・バラード、ゴス、プログレの要素を持つ多彩な曲の数々が、エレポップとグランジという2本柱を聴き応えのあるものにしている。現在のスマパンはビリー・コーガンという絶対的な才能に対する揺るぎない信頼を拠りどころに1つになっているようだ。“Steps In Time”他でハモらせるツイン・リード・ギターは、現在のトリプル・ギター編成ならでは。