これは意外な組み合わせ……と思いきや、フレッド・アゲインはキャリア初期にカール・ハイドとイーノのプロジェクトに携わっていて、その縁がもとで本作に繋がったようなのですが、プロデューサーとして数々のメジャー仕事を手掛けてきた手腕が見事に発揮され、それはそれは美しいエレクトロニック・ソウル作品に仕上げられています。さておき、フォー・テットを担ぎ出してスクリレックスとコーチェラのメイン・ステージを沸かせたかと思えば、アンビエントの巨匠とコラボ作品を作ってみたりと、フレッド・アゲインの才能の深さと幅広さには恐れ入るばかり。ただただ脱帽なのであります。