ポール・ヴァーホーベン監督が実在した修道女同性愛者の性の自由と信仰への欺瞞をテーマに、前作「エル ELLE」と同じく苛烈な女性の生き様を描いた衝撃作。ペストの恐怖が忍び寄る17世紀イタリア。奇跡を起こすとされていたベネデッタは6歳で修道院に入り、成人した女性へと成長する。ある日修道女に逃げ込んできた女性と親密になると共に、ベネデッタに聖痕が現れる。この聖痕に対して懐疑的だった修道院長はベネデッタに疑いの目を向けるのだが……。ベネデッタが幼少の頃より所持している木のマリア像が、最初から最後まで主軸と感じられるのは敬虔、冒涜、破滅の傍らに必ずマリア像の存在があるのにも注目。
映画「ベネデッタ」ポール・ヴァーホーベン監督による実在した修道女の生き様を描いた衝撃作
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