トニー・ベネット『Duets II』での共演を経て、年齢差60歳の2人が全面タッグを組み、スタンダード集を完成させた。90歳間近とは思えぬほど張りのある声で情感豊かに歌うベネットと、普段とは趣の異なる生々しいスッピン歌唱を聴かせてくれるガガの相性がことのほか良い。若いファンにはジャズ・ヴォーカルの華麗な魅力を、年配の方にはレディ・ガガという稀有なシンガーの存在を知らしめる好盤だ。
ついにミラクルなコラボレーションがフルアルバムとなって現実に! レディ・ガガとトニー・ベネット。2011年のトニー・ベネットの豪華デュエット・アルバム『Duets II』の中での1曲で2人は共演。本作はその続編でもあり、スタンダード名曲集ということでガガにとっては初のジャズ・アルバム。リード曲の《エニシング・ゴーズ》の他《ソフィスティケイテッド・レディ》《チーク・トゥ・チーク》etc数々の名旋律を2人が生まれ育ったNYの街のきらめきとゴージャスなサウンドがバックアップ。夢見心地の時間の中で、ジャズの素晴らしさを誰もが再発見する。