坂本龍一のコンサート映画「Ryuichi Sakamoto | Opus」が2024年4月26日(金)に東京・109シネマズプレミアム新宿で先行公開され、5月10日(金)に全国公開される。
2023年3月に死去した坂本龍一。彼の最期のピアノソロ演奏を記録した作品にして、最初で最後の長編コンサート映画「Ryuichi Sakamoto | Opus」の公開が決定した。
複合現実(MR)コンサート〈KAGAMI〉の米ニューヨークや英ロンドンでの上映や、全曲を書き下ろしたシアターピース〈TIME〉が3月から東京で上演されるなど、没後も国内外から常に求められつづけている世界的な音楽家、坂本龍一。そんな彼のコンサート映画「Ryuichi Sakamoto | Opus」も、ヴェネチア国際映画祭でのワールドプレミア後、山形、釜山、ニューヨーク、ロンドン、東京と世界中の映画祭で上映され、2023年12月に公開された韓国でも10日間で4万人を動員するなど、世界中から賞賛を浴びつづけている。
今回、そんな「Ryuichi Sakamoto | Opus」のポスタービジュアルが解禁された。ポスターには、彼の人生が刻み込まれた手が、長年コンサートで愛用したヤマハのグランドピアノとともに印象的に収められている。
また予告編も公開され、こちらでは坂本が様々な角度から映され、奏でられる音楽とともに珠玉の映像体験を連想させる。
映画の先行公開をおこなう109シネマズプレミアム新宿は、坂本自ら音響監修を務めたシアター音響〈SAION -SR EDITION-〉を備える映画館だ。さらに5月の全国公開後も優れた音響設備を持つ映画館での上映を予定しており、極上の音楽をぜひ劇場で堪能してほしい。
プレスリリースには、「Ryuichi Sakamoto | Opus」の詳細が下記のとおり記されている。
坂本龍一自身が選曲した20曲で構成
最後のピアノ・ソロ演奏を記録した最初で最後の長編コンサート映画
昨年の3月に逝去した音楽家 坂本龍一。闘病生活を続けていた彼が最後の力を振り絞り演奏したソロ・コンサート。2022年9月、東京のNHK 509スタジオで行われた撮影に、坂本のためにカスタムメイドされ、長年コンサートで愛用したヤマハのグランドピアノだけで臨んだ。「Merry Christmas Mr. Lawrence」、2023年に発表された最後のアルバム「12」からの曲、初めてピアノ・ソロで演奏された「Tong Poo」まで、自身が選曲した20曲から構成。ボーダーを越え活動を続けた坂本の軌跡を辿る曲目、鍵盤を奏でる指と音楽家の息遣い、その人生が刻みこまれた手。坂本が全面的に信頼を寄せた監督と撮影クルーたちが入念に撮影プランを練り上げ、親密かつ厳密な、世界でひとつしかない宝物のような映画空間を生み出した。坂本自身がアプルーブし、入念なポストプロダクションを経て完成した、坂本の最初で最後の長編コンサート映画。
映画のセットリストは次のとおり。
・Lack of Love
・BB
・Andata
・Solitude
・for Johann
・Aubade2020
・Ichimei- small happiness
・Mizu no Naka no Bagatelle
・Bibo no Aozora
・Aqua
・Tong Poo
・The Wuthering Heights
・20220302 - sarabande
・The Sheltering Sky
・20180219(w/prepared piano)
・The Last Emperor
・Trioon
・Happy End
・Merry Christmas Mr. Lawrence
・Opus - ending
教授の最期の演奏が刻まれたこの映画。映画館で目と耳に焼きつけたい。
MOVIE INFORMATION
Ryuichi Sakamoto | Opus
監督:空音央
音楽、演奏:坂本龍一
撮影監督:ビル・キルスタイン
編集:川上拓也
録音、整音:ZAK
製作:空里香/アルバート・トーレン/増渕愛子/エリック・ニアリ
製作会社:KAB America Inc. / KAB Inc.
日本/2023/モノクロ/DCP/103分/Atmos & 5.1ch
ⓒKAB America Inc. / KAB Inc.
X(旧Twitter):@Opus_movie
2024年4月26日(金)109シネマズプレミアム新宿にて先行公開、5月10日(金)全国公開