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『NEVER MiND』に参加した豪華なプロデューサー陣の顔ぶれも気になる!

●Age Factory
清水英介(ヴォーカル/ギター)、西口直人(ベース)、増子央人(ドラムス)から成る奈良出身の3ピース・バンド。2014年に現編成でデビューし、パンクを基盤にエモーショナルで多彩なスタイルの楽曲を展開、近年は“AXL”(2021年)でコラボしたJUBEEを交えたAFJBでも活動する一方、バンド本隊ではこの2月にニュー・アルバム『Songs』(CDはライヴ会場など限定)をリリースしたばかり。今回のBiSで手掛けた“R.U.N”と“Sakura”の2曲は彼らにとって初の外部プロデュース/楽曲提供となる。

Age Factoryの2021年作『Pure Blue』(DAIZAWA/UKプロジェクト)

●AxSxE
90年代のSPACE KUNG-FU MANを皮切りに、BOaT~NATSUMENのギタリストとして活動する一方、00年代半ばからは木村カエラや神聖かまってちゃん、石橋英子、SCANDAL、私立恵比寿中学、近田春夫、OishiiOishiiらの作品を数多く手掛けてきた敏腕プロデューサー/エンジニア。今回の『NEVER MiND』でプロデュースを担当した“STiLL BE CHiLD”と“NO CHOiCE”は、いずれも村田シゲ(ベース)、マシータ(ドラムス)が演奏でサポートしている。

NATSUMENの2006年作『NEVER WEAR OUT yOUR SUMMER xxx !!!』(TOPMEN)

●中村弘二
一世を風靡したスーパーカーの解散後は複数のプロジェクト/バンドを並行し、直近では食品まつり×沼澤尚とのトリオ作『Humanity』(2022年)や、ナスノミツル×中村達也とのMUGAMICHILLでの『MUGAMICHILL』(2023年)なども記憶に新しい鬼才プロデューサー。今回のBiSにはラップも交えてドリルンベース展開を見せる“Olenimorph, Ole”と爽快なギター・ポップ“青風”を提供しており、自身のソロ名義作『Epitaph』中の“No Face”でもコラボしていたabelestが両曲の共作に携わっている。

Koji Nakamuraの2019年作『Epitaph』(キューン)

●中野雅之(BOOM BOOM SATELLITES/THE SPELLBOUND)
BOOM BOOM SATELLITESで名を馳せ、現在は小林祐介(THE NOVEMBERS)とのTHE SPELLBOUNDでも活動する傍ら、布袋寅泰やMAN WITH A MISSION、milet、DISH//らの楽曲を手掛けているプロデューサー/アレンジャー。BiSと手合わせした先行シングル収録の“イーアーティエイチスィーナーエイチキューカーエイチケームビーネーズィーウーオム”と“僕の目を見つめて 君の世界になりたい”は、いずれも詞曲はTHE SPELLBOUND名義で担当している。

THE SPELLBOUNDの2022年のシングル“すべてがそこにありますように。”(NBCユニバーサル)

●フルカワユタカ(DOPING PANDA)
2012年の解散を経て2022年に再結成した人気バンド、DOPING PANDAのフロントマンとしてヴォーカル/ギターを担当する。バンドの解散期間に始めたソロ名義の活動でも定期的に作品をリリースする一方、LOW IQ 01のライヴ・サポートやKOGREY DONUTS、坂本真綾らの作品でギタリストとしても多方面で活躍。今回の『NEVER MiND』では先行シングル所収の“LAZY DANCE”と“なまえをよんで”をプロデュースし、前者ではドラム・プログラミングにDOPING PANDAのHayato Beatが参加している。

DOPING PANDAの2023年作『High Hopes』(ソニー)

●fOUL
谷口健(ヴォーカル/ギター)、平松学(ベース)、大地大介(ドラムス)によって94年に結成されたパンク/ハードコア出自のロック・バンド。bloodthirsty butchersらとリンクして支持を拡大していくなかで2005年に〈休憩〉を宣言するも、大石規湖が監督を務めたドキュメンタリー映画「fOUL」(2021年)公開などを経て2022年7月より活動を再開した。今回の『NEVER MiND』に提供した“悲しみを纏う男たちの行進”は彼らにとって初めての外部プロデュース曲となる。

大石規湖の監督で2021年に公開された映画のBlu-ray「fOUL」(キング)