パッションがギラっと躍動する意気軒昂な13人の現在進行形を賑やかに記録したトリプルA面シングルが完成……これをギャンパレと呼ばずなんと言う!?
今年1月に日比谷公園大音楽堂で開催したワンマン〈天晴れ!真冬の大ギャンパレ音楽祭 in 日比谷野音〉を見事に成功させ、グループの歩みにまたひとつ大きな節目を刻んだGANG PARADE。そんな2024年最初のCDシングルとなったのがトリプルA面仕様の『パショギラ/躍動/ROCKを止めるな!!』です。今回はKEYTALK、KOTONOHOUSE、THEイナズマ戦隊の3組が各々テイストの違う3曲を手掛け、カラフルな13人の魅力にまた賑やかな新色を持ち込んだ強力な一枚に仕上がってきました。
また同じ方向を見て
――シングルの初回盤Blu-rayに映像も収録されますが、改めて野音のステージに立った感慨はどんなものでしたか。
キラ・メイ「グループとしては過去の体制で一度やった場所(2019年〈CHALLENGE the LIMIT TOUR at 日比谷野外大音楽堂〉)なのもあって緊張はあったんですけど、そこを考えすぎると絶対この13人の野音が良いものにならないから、そういうことは忘れて、その日をとにかく良くすることだけ考えてライヴに臨みました。冬なのもあって最初は身体がカチコチだったけど、半袖とかで踊ってる遊び人(GANG PARADEファンの総称)を見たら私たちも元気になれたし、この13人とお客さんで一緒に楽しいライヴができて、ホントに良かったです」
ナルハワールド「私はギャンパレに加入したお披露目ぶりに野音に立てたのが嬉しかったです。お披露目の時は目の前のことでいっぱいだったのが、今回は13人でたくさん準備できたし、ステージからたくさんの遊び人の顔が見えて、安心したというか。こんなに自分たちを応援してくれている人がここにいるんだなって改めて思えたのも嬉しかったです」
ユメノユア「ギャンパレにとってはいちばん大きい規模でのワンマンなので、このタイミングで13人で立てたのが大きかったですね。長く応援してくれている人も久しぶりに来てくれた人も、数日前に知ってくれたという人も同じ時間を共有して、ずっとやってきたことがギュッと集まった1日というか、長い歴史を感じながらも、またここから新しい物語を作っていけるっていうワクワクを感じながらライヴできました。規模的な意味だと、この先は全員が未体験なので、またみんなで同じ方向を見て歩き出せるんじゃないかなって」
月ノウサギ「いまの13人で出せる最大のものは観せることができたかなって思います。個人的にはリハでステージに立った時に、良い意味でそこまで会場を大きいと思わなかったんですよ。それだけ13人のギャンパレに自信がある状態で野音に帰ってこられたのが嬉しかったし、それが遊び人にも伝わるライヴだった気がします。でも、そのうえで自分たちにまだ足りないものがあって、遊び人に見せたい景色がまだいっぱいあるということも再確認できて。〈これがゴールじゃなくて、ここからまだまだ行くよ〉って伝えることができたという意味で、凄く良い日でした」
キャン・GP・マイカ「野音に向けては久しぶりに鬼軍曹カミヤサキ(グループ創設者)を振付けの指導者に迎えて、1か月ぐらい前から特別にレッスンしてもらいました。サキちゃんと一緒に活動したことのないメンバーは、最初は怯えてたけど(笑)」
メイ「みんなに脅されてたから(笑)」
月ノ「恐怖のエピソードをいっぱい話してきたからね(笑)」
マイカ「そうそう。主に“FOUL”と“CAN'T STOP”の振りをリアレンジしてもらったり、いまは外の世界で活躍しているサキちゃんだからこそ見える部分で〈GANG PARADEが今後どうやって戦っていくか〉の手助けもしてもらえて、凄く濃い準備期間でした」
ココ・パーティン・ココ「いろんなグループを手掛けている振付師の目線で話してくれて。クオリティ・ファーストな時代なので、ギャンパレがもう一段階ステップアップするには、そこを高めないと厳しい部分も出てくるよっていう話をしてくれました。そのためのサキちゃんのレッスンでもあったし、昔のグループとは別物だからこそ13人を客観的に見てくれているので、外側の目線からいまのギャンパレの強みや課題をいろいろ話してもらいました」
月ノ「超ありがたかったです」
――野音の後は恒例のWACKツアーが3月の頭まであって、特に3月は忙しくされてた印象ですが、そのなかで〈東京マラソン〉に6名が挑戦されていましたね。
アイナスター「ファンクラブを運営してくださっているFanplusさんのご厚意で走らせてもらえて、めちゃくちゃ貴重な経験になりました。自由参加だったので最初は〈誰が走んねん〉って思ってたんですけど(笑)、昔はギャンパレも駅伝とかあったのが、最近WACK全体でもそういう企画がないじゃないですか。私は研修生の時代も長くて毎年のように合宿でがむしゃらなことをやっていたので、最近やってないのが不安になってきたっていうか……」
月ノ「病気だよ(笑)」
ナス「自分のケツを叩かないと腐るというか、挑戦するほうが自分の性格には合ってると思ったので参加しました。とにかくへこたれないで完走めざしてがんばろうって思って挑んだんですけど、遊び人が現地まで応援に来てくれたり、沿道にうるさい集団がいるなって思ったらメンバーだったり(笑)、めっちゃキツいのに楽しんで完走できました。3月は他にもアウェイな対バンやイベントが続いたけど、遊び人がいてくれるだけでホントに心強いなって思ったし、やっぱりメンバーの支えってめちゃめちゃ偉大だなって思いました」
――全員が参加希望ではなかったと。
マイカ「応援も必要じゃないですか(笑)」
テラシマユウカ(ユユ)「応援したくて(笑)」
――ナスさんはグループ内で3位でした。ユアさんがやはり速かったですね。
ユア「でも、セイも速かったよね」
カ能セイ「2位だったんですよ」
ユイ・ガ・ドクソン「それが今回の驚き」
セイ「WACKオーディションの合宿では早朝マラソンずっと最下位だったのに、ギャンパレで鍛えられたのかもしれない(笑)」
――マラソン直後に代々木第一体育館での〈AGESTOCK〉に出演されたのは大変じゃなかったですか。
チャンベイビー「ライヴが始まったら遊び人がいるし、横にはメンバーもいるので、アドレナリンがドバドバでライヴできました」
月ノ「無理かなって思ったけど、“Plastic 2 Mercy”が流れた瞬間、飛ばなきゃって思いました(笑)」
ドク「それはそうや」
――その後もいろんなタイプのフェスやイベントが続きましたね。
ユア「やっぱり〈MEGA VEGAS〉が印象深いですね。Fear,and Loathing in Las Vegasさんはいちばん好きでずっと聴いてきて、ライヴも行っていた人たちで。前に対バンに呼んでいただいたご縁もあったんですけど、地元の神戸で開催されている大事なフェスに呼んでもらえたことが凄く嬉しかったです。出演者の皆さんも歴の長い先輩ばかりなのでビビってはいたんですけど。でも、出演者の皆さんもだし、何よりフロアで観てくれた音楽好きな人たちが楽しんでくれている様子がステージまで伝わってきたから、そういう人たちにギャンパレの音楽が届けられて良かったし、呼んでくださったVegasの皆さんにはホントに感謝でいっぱいですね。あと、神戸ワールド記念ホールのステージが広くて、いくら大きく踊っても誰ともぶつからない(笑)。あのステージに立てたことで、こういう会場で今度はワンマンやりたいなとか、いろんなフェスに出たいなとか、また夢が広がった感覚があって。〈MEGA VEGAS〉で一緒になった先輩たちとまた同じステージに立てるようにがんばろうと思ったし、その意味でもまたVegasさんから夢を貰ったなって思いました」
キャ・ノン「私はロンドンで開催された〈WACK in the U.K. Vol.2〉が思い出深いですね。初海外だったんですけど、こんなに楽しいならもっと早く行けばよかったと思って(笑)。ライヴでもそんな英語で喋ったりできないですけど、音楽を通してこんなにも1つになれるんだなって思いました。地元の方も他の国から来てくれた人もいて、拙い英語でも伝えられるのが嬉しいなと思って。自分の世界が広がりました」
ドク「ロンドンはマジ最高でした。日本語の音楽をどういうふうに聴いて感じてくれるのか反応が楽しみだったんですけど、音楽が言葉を超えるっていう空気を初めて体感して、それがめちゃくちゃいいなって思いました。目標もまったく別の視野で増えたし、いままでやってきたライヴとはまた違う音楽の可能性みたいなものを感じたのは自分の中で大きな体験でした。あと、いろんな国の方に知ってもらえているのもビックリでした」
ユユ「ライヴの楽しみ方とか文化の違いを感じておもしろかったです。みんなめちゃくちゃ声がデカいし、それこそ“ROCKを止めるな!!”を披露したらサビもずっと一緒に歌っててくれて、〈こういう楽しみ方も自由でいいな〉って思いました。あと個人的には、ロンドンに移住した中学からの同級生に久しぶりに会えて、アイドルとか知らない現地の友達も連れてライヴも観に来てくれたりして。観てもらえてよかったなって。凄く楽しかったです」
ベビ「私は去年の〈サヌキロック〉で行ってから個人的に香川が好きになって、老後は住みたいぐらいなんですけど、その〈サヌキロック〉に今年も出させてもらいまして。着いた時にちょうどTHEイナズマ戦隊さんがライヴされていたのを観させていただいて、イナ戦さんのパワーも貰って自分たちも楽しくライヴさせてもらいました。いろんな場所でライヴがあって、街全体がお祭りみたいで楽しくて、また来年も出たいなと思いました
ドク「振り返ると3月は確かに凄い」
ココ「マジ3月やばかったっすね。パンクしてました」
一緒に踊って完成する
――で、前置きが長くなりましたが……初のトリプルA面シングルについて伺います。まず、4月にMV公開された“パショギラ”はKEYTALKの首藤義勝さんの作詞作曲で、バンドの皆さんが演奏やMV出演もされていますね。
ナス「“パショギラ”はKEYTALKさんらしさ全開の楽しいサウンドで、イントロからブチ上げ系のカッコイイ感じで、最初にデモをいただいた時から、みんなでニコニコしながら聴いちゃった(笑)。13人のワチャワチャ感とか、ギャンパレのノリがこのサウンドと凄く合うなって思います」
――KEYTALKの小野武正さんがユアさんのソロ曲“ミラージュ”を手掛けていた流れもあるんでしょうか。
ユア「それも1つのきっかけにはなったんじゃないかな。ソロ出させていただいた時に、ギャンパレでもKEYTALKさんと音楽やれたら楽しいだろうなって思ったし、“ミラージュ”を聴いてくれた方の〈いつかギャンパレでも書いてもらえたらいいね〉っていう声も届いていたので、きっと遊び人も喜んでくれるんじゃないかなって」
――めっちゃKEYTALK節なんですけど、皆さんの声が入ったらギャンパレ節になりますね。
月ノ「嬉しい」
ユユ「きっとライヴの定番になるだろうなって、目に見えてわかる曲だなと思って。曲をいただいた時から絶対にギャンパレに合うと思っていたんですけど、MV撮影でご一緒したKEYTALKの皆さんが予想以上に明るくて、〈うちらとテンション感似てるかも〉って思ったので、より納得した部分がありました(笑)。これを機にKEYTALKさんとライヴできたりしたらいいな、なんてことも思ったりしています」
ベビ「サビがもうずっと頭から離れなくて。そこの歌詞はセイの案なんですけど」
ココ「義勝さんに作詞していただく前にメンバーからキーワードを送らせてもらって。セイのがめっちゃ使われているよね」
セイ「元のキーワードは〈パッション ギラギラ ダンシングピーポー〉でした」
ベビ「そう、そこもキャッチーでいいなって思うし、“パショギラ”っていうタイトルも〈“パショギラ”とは?〉って気になるじゃないですか。〈モウマンタイ〉とか若者が好きそうな言葉も多いので、若い人たちに広めてもらって、SNSで流行ってほしいなって。いろんな人間の頭にこびりつくんじゃないかなって思ってます」
メイ「MV撮影の時に正面からの映像を初めて観て、マイカの振付けがホントにキャッチーで、観ててめっちゃ踊りたくなるなって改めて思いました。13人がミチミチの状態で踊ってるのがホントに可愛くて(笑)、ライヴハウスで観たら絶対に楽しくなって、踊りたくなっちゃう曲だから、ライヴで遊び人と一緒に踊って初めて完成する曲というか、またさらに大きなものになるんじゃないかなって思ってます」
――振付けも印象的ですよね。
マイカ「メンバーの提出したワードが〈一発確変〉とか〈マックスベットでフィーバー〉とか、なぜかパチンコ系が多かったらしくて。誰だ?って思ったんですけど(笑)、そういう裏テーマを義勝さんに教えてもらったので、振りも、曲の世界に入ったらフィーバータイムになって、めちゃくちゃ盛り上がるみたいなイメージで考えました。あとはやっぱりフェスで欠かせない一曲にしたいし、KEYTALKさんの“MONSTER DANCE”がめちゃくちゃ好きでMVも観ていたので、そのオマージュも入れたりしつつ。めっちゃ簡単なわけじゃないけど、クセになって、一緒にやりたくなる振付けを意識して作りました」
月ノ「曲を聴いて最初に〈遊び人がめっちゃ好きそう!〉って思ったんですよ。ギャンパレは振りコピをしてくれるファンの方も多いので、絶対たくさん踊ってくれるだろうなって。マイカが振りを作る前からそういうライヴの様子が目に浮かぶ曲だったんで、これから遊び人とめちゃくちゃ育つんじゃないかなと思って楽しみです」
世界観に引き込みたい
――2曲目はKOTONOHOUSEさんによる“躍動”。昨年の『The Night Park E.P.』の流れを汲むダンス・トラックです。
ヤママチミキ「いままでも和テイストな曲はあったけど、そこに洋のEDMがプラスされた雰囲気のものはなかったので、またこれもギャンパレでは新しい感じの曲になっています。MVもスタイリングしていただいて、衣装からメイクから、世界観を作ってもらって」
ココ「MVもめっちゃいいよね」
ミキ「花魁を意識してマイカが作ってくれた振付けも、サウンドやMVの世界観とも凄いマッチして。今回の3曲の中でいちばん世界観がかっちりしているというか。曲を聴いただけでも、ライヴや映像を観ただけでも、どういう世界を見せたいのか一瞬でわかってもらえると思います。その世界観を守りつつも、サビでは一緒に踊れてお客さんも楽しめるギャンパレっぽい感じになっていたり。魅せるターンがあったり、一緒に楽しめるターンがあったりするので、やっていても凄くおもしろい曲になったなって思います」
マイカ「手を扇子に見立ててひらひらさせたり、和装を着てるみたいなステップにしてみたり、和の要素を多くしつつ、でも、和だけじゃなくてフェスっぽい洋の空気感もあるし、ずっとスタイリッシュだとギャンパレっぽくないからサビはイナタい要素も入れて、そこを上手くミックスさせたいなって思って作りました。いちばんフェス感のあるドロップのパートで両足を上げてジャンプするところはお気に入りです。あと、三味線の音が入るイントロが印象的なので、集団でバッて手を動かして踊るところから一気に世界観に引き込めたらいいなと思って音ハメ意識で作ったので、注目してもらえたらなって思います」
――クレジットではKOTONOHOUSEさんと皆さんの共作詞となっていますね。
ナス「みんな歌詞を送ったんだっけ?」
月ノ「そっか、作詞したのか」
ユユ「歌詞を送った後で曲の構成がちょっと変わったりとかして」
メイ「みんなのイメージをうまくまとめてくださった感じです」
ベビ「全然使われなかったけど」
ユア「サビの頭の〈踊り明かして〉は自分なんだよね。〈あの子が欲しい〉とか〈諸行無常〉とか、けっこう使ってもらってます」
ノン「私、〈さあさあ〉だけ採用(笑)」
ミキ「〈昂る鼓動魂通わせ〉は私でした。ちょこちょこ入ってますね」
ドク「見返したら〈鬼さんこちら手の鳴る方へ〉は私でした。入り方がナチュラルすぎて気付かんかった」
月ノ「けっこう使われとるやん」
マイカ「マイカも〈さあさあ〉〈ゆらりゆらり〉って入れた」
セイ「〈ゆらりゆらり〉書いてた。〈そいやっさ、そいやっさ〉って書いてる(笑)」
ベビ「私も〈そいや〉入れた」
メイ「思いつかないとこ、〈ヨイサ、ヨイサ〉みたいに入れた記憶ある(笑)」
――お祭りっぽい歌詞というのは皆さん共通していたんですね。
ミキ「作詞する段階から野音でやることは決まっていたので、たぶんそのイメージでみんな書いたんだと思います」
新しいアンセムが出来た
――そして3曲目は野音で初披露となった、THEイナズマ戦隊さんによる“ROCKを止めるな!!”です。こちらは昨年行われた〈ライブナタリー presents GANG PARADE SAY HELLO!2MAN大阪〉きっかけでのご縁ですね。
ココ「そうですね。ホントにイナ戦さんとライヴした日のことが忘れられなくて。スタッフさんにも〈イナ戦さんに曲を書いてもらいたい~〉ってずっと言ってたんですよ。こんなに熱さを持っていて、心に沁み込むような人たちだから、そんな人たちの曲をうちらが歌ったらどうなるんだろう?って」
――皆さん発信で実現したんですね。
ココ「はい。決まった時は飛び上がるぐらい嬉しかったし、イナ戦さんの言葉を歌ってライヴできてるっていうのが、自分的には感動です。ヴォーカルの(上中)丈弥さんがレコーディングの時に〈これはメンバーがメンバーを思って歌う曲や〉みたいに言ってくれて、お客さんに向けた歌や自分自身について歌う曲はあったけど、メンバー同士を思って歌うっていう観点は意外になかったかもなって。そういう丈弥さんの言葉やイナ戦さんのライヴの熱さも思い出して、〈ギャンパレにとってめちゃめちゃ大事な歌が来たな〉ってイントロを聴いた時から思ったぐらいでした。仮歌の段階からみんなすぐ覚えて口ずさんでたぐらいキャッチーだし、この曲がいま13人のギャンパレの元に来てくれたのは本当に大きな財産だなって、歌うたびに思います」
ナルハ「もう何年も歌ってきたような気持ちになれるような歌です。初披露した時から初めてとは思えないぐらいの一体感があって、歌ってくれたり、手を上げてくれてたりして、お客さんと通じ合ってる感じもしたし、初めてだけど馴染んでるというか、熱い歌詞もギャンパレらしいし、遊び人も好きそうだなと思って。野音で披露できたのも嬉しかったですね」
ノン「ココが言ったみたいに、お客さんにもメンバーにも向けて歌う曲なので、マイカの作ってくれた振付けもメンバーと目が合うところがけっこう多くて。その時にメンバーが良い顔をしているので、目が合うと嬉しくなるし、ギャンパレの新しいアンセムが出来たんだなって思いながらライヴできています。これからもずっと歌い続けていきたいなって凄く思う歌です」
マイカ「丈弥さんに歌詞の意図を話していただいたので、手を合わせたりしてメンバー同士の関係性や支え合ってる姿を表現したかったのと、あとはメンバーで目を合わせた後にお客さんのほうを見るっていう振りが多くあるんですけど、自分たちだけでもないし、遊び人のみんなだけでもないし、一緒じゃないと成り立たないっていうのが伝わったらいいなって思って考えました」
月ノ「ライヴでも大事なタイミングでやることが多いし、GANG PARADEのめっちゃ強い武器がまた増えた感じがして、ホントに嬉しいです」
ココ「もちろん“パショギラ”も“躍動”もそうなんですけど、いろんな出会いやご縁から新しいギャンパレの音楽性を作っていただいていて、そうやって出来たシングルだなと思います」
――どれも好対照な3曲になりましたね。
ミキ「いま気付いて驚いたんですけど、3曲それぞれ違う方に作詞していただいたなかで、どの曲にも〈歌って〉と〈踊って〉っていうワードが入っていて」
ノン「凄すぎ」
メイ「ホントだ。全部にあるの凄い」
ミキ「いろんな曲を歌って、いろんなダンスをしてきたからこそ、GANG PARADEっていうグループがそんなふうに思ってもらえているのかなって。今回の3曲でもそれぞれまったく違うものを見せているし、もっともっと盛り上げていけるように、この3曲をみんなで育てていきたいです」
――はい。このシングルが出てすぐ、6月からは久々の単独ツアー〈AVANTGARDE PARADE TOUR〉が始まりますね。
ココ「ギャンパレ単独でオールスタンディングのライヴハウスツアーをするのは5年ぶりぐらいだし、13人になってからは初めてなので、半分は懐かしさも感じながら、半分は新しく作っていく気持ちです。近い距離で遊び人と熱量の高いライヴをして、みんなで思い出を作っていきたいので楽しみですね。コロナ禍以降に好きになってくれた遊び人にも、みんなで汗だくになる楽しさみたいなものを提供したいし、いろんな形のライヴをギャンパレは届けられるので。〈ホールでも楽しいし、スタンディングのライヴハウスでも楽しいよ〉って」
ミキ「〈AVANTGARDE〉と謳ってるので、いままでやっていなかったことをやっていこうって話していて。メンバー含めて毎公演のセットリストをいろんな人に考えてもらったりとか」
ユア「嬉しいことに曲が増えているから、だんだん昔の曲をできる機会がなくなっているので」
――それはおもしろい試みですね。ところで、偶然にもツアー初日の6月1日はPOPの始動日なので、ミキさんユアさんが活動10年目に入るタイミングとなります。
ミキ「あ~、そういうことか」
ユア「そうですね。9年やり終わって」
ノン「で、10年目に入るってことだ」
ユユ「めでた!」
マイカ「めでたすぎる」
ユユ「それ言ってこう」
ミキ「全然気付かなかった」
――あと、ファイナルの7月8日は、10年前に旧BiS解散の横アリでプラニメが結成発表された日でもあって……。
ミキ「そうだ」
ユア「そうじゃん」
――グループ結成10周年にあたるので、偶然なのかなと思って。
ミキ「怖っ!」
ノン「都市伝説みたいな(笑)」
――まあ、何かあると思って期待していますので(笑)。
ココ「思っていてください」
ユア「がんばります」
左から、GANG PARADEの2023年作『OUR PARADE』、同年のEP『The Night Park E.P.』(共にワーナー)、ヤママチミキが客演した月刊偶像の2024年のシングル“遊園 me”(ソニー)
THEイナズマ戦隊の2021年作『世明けのうた』(CROWN STONES)

“パショギラ”についてKEYTALKにも訊いてみた!
――もともとGANG PARADEのことはどの程度ご存知でしたか?
小野武正「もともといろいろなことにフレキシブルに活動をしている印象があって興味はあったのですが、実際メンバーの皆さんにお会いしたら凄くエネルギッシュで、メンバーそれぞれの魅力がぶつかり合う素敵な人たちというのを目の当たりにして凄くグッときました!」
首藤義勝「もともと曲は聴いていました。今回のMV撮影で振りを後ろから見た時に、オーラがすごいなと感じました」
八木優樹「ライヴ映像を観て知っていました。ストイックでダンサブルなライヴをしているイメージがあって、もしかしたら少し怖い人たちかも……と思ってました(笑)。今回のお仕事を通して、とてもおもしろい方々だとわかって安心してます(笑)」
寺中友将「ラジオでドクソンさんにゲスト出演していただいたのがきっかけで知りました。ライヴでコントをするというところにシンパシーを感じました」
――武正さんがユアさんのソロ曲“ミラージュ”を手掛けたことが発端だったのでしょうか?
武正「そうですね。ユアさんのソロ曲を提供したのも今回の件も、自分の大学の後輩でありワーナーのギャンパレ担当A&Rである新兵衛くんの紹介がありました。昔からの縁もありますが、お声がけいただけて非常に光栄でございます」
――曲調や歌詞についてのオーダーはありましたか。
義勝「〈フェス〉と〈ダンス〉というワードはもらった覚えがあります。曲調は自由にやらせていただきました。ある程度出来上がったタイミングで〈EDM調で爆上がりするセクションが欲しい〉とリクエストがあって、〈無理っす!〉となりましたが(笑)最後のサビの前に無理やり入れ込んだらカッコよく仕上がってよかったです」
――歌を録る際に何を心がけましたか?
義勝「ノリ重視の曲なので、極力テイクを少なくしたいと思って臨みました。練習を積んできていただかないと成し得ないことなのですが、全メンバー様が完璧に歌ってくれて、最速レベルでOKテイクが録れました」
――MV撮影の際にご覧になったと思いますが、振付け/ダンスについてどう感じましたか。
義勝「迫力が凄かったです。特にメンバーさん全員が横一列で並ぶところが圧巻で鳥肌が立ちました」
武正「凄くキャッチーで一緒に踊りたくなるダンスで最高です! 今度KEYTALKの楽曲に振付けをつけていただきたいくらいお気に入りです。みんなで一緒に踊りましょう!」
八木「めちゃくちゃキャッチーで、やりたくなる(実際にやらせていただきました笑)ダンスで感心していたら、メンバーの方が作った振り付けと聞いてびっくり仰天でした! 俺たちの曲にも振付けしてください!!!」
寺中「振付けはもちろんのこと、フォーメーションも考えているところに驚きました。撮影中に被らないように、スタッフの方と連携をとってこなしていた様子が印象的です。KEYTALKの振付けも考えてほしい……」
KEYTALKの2023年作『DANCEJIL LION』(ユニバーサル)
