80年代的なロックを終わらせた人がボブ・クリアマウンテンを起用したことに時代の循環を感じたりもする通算10作目。シャープネスを強調した音像が連想させるのはトニー ・トンプソン系の逞しいグルーヴなわけで、あっち経由じゃなくボウイ経由でディスコ熱を取り込まんとした狙いは明白だ。タワサ・エイジーら豪華コーラス陣を従えたダンサブルな曲もいいし、ミラクルズ曲などをアーシーに熱唱する後半もオヤジ泣かせ。