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BRONSKI BEAT 『The Age Of Consent』 London(1984)

ジミー・ソマーヴィルらメンバー全員が当初から同性愛を公言していたシンセ・ポップ・ユニットのデビュー作で、ここからのシングル“Smalltown Boy”はクィアの共感を呼ぶ名曲として現代まで親しまれている。この時代ならではのサウンド的な刺激は40周年記念盤でも確認されたし。

 

中森明菜 『ANNIVERSARY』 ワーナー(1984)

最近は少しずつ動きもあって頼もしい限りです。こちらはデビュー3周年を記念して当時デビュー日にLPがリリースされた通算5枚目のアルバム。康珍化 × 林哲司によるドラマティックなヒット“北ウイング”をはじめ、来生えつこ&たかお、尾崎亜美、玉置浩二らも参加した磐石の仕上がり!

 

THE POGUES 『Red Roses For Me』 Stiff(1984)

シェイン・マガウアンを中心にロンドンで結成されたアイリッシュ~ケルティック・パンク・バンドのファースト・アルバム。トラディショナルな楽器隊を伴ったフォーク・パンクのスタイルは当時は珍しかったそうだが、いま聴いても実に鮮烈だ。こちらも40周年記念盤がリリースされる。

 

VARIOUS ARTISTS 『Breakin’』 Polydor(1984)

英国では「Breakdance」として上映された映画のサントラで、オリー&ジェリーのヒット“Breakin’... There’s No Stopping Us”など、サントラは必ずしもヒップホップへの解像度が高くない……という時代ならではのおもしろさもある。アイスTがラップするグローヴの“Reckless”が出色!

 

CHANGE 『Change Of Heart』 RFC/Atlantic(1984)

伊米のディスコ・アンサンブルとして中身をいろいろ変えながら継続してきたプロジェクトの5枚目のアルバム。ここでは当時タブーで好調の波に乗りつつあったジャム&ルイスが制作していて、ミネアポリス作法のポスト・ディスコ・サウンドを聴かせる。こちらも40周年記念盤がリリース済み。

 

DAVID BOWIE 『Tonight』 EMI/RCA(1984)

前年の『Let’s Dance』が大成功して大人紳士ボウイが誕生。それに続く本作はヒュー・パジャムらと制作にあたり、冒頭の温かいスロウ“Loving The Alien”からやや抑制を利かせてビーチ・ボーイズやイギー・ポップのカヴァーがメインになる。とはいえ必殺の“Blue Jean”はやはり強力!

 

LIMAHL 『Don’t Suppose』 EMI(1984)

ニューロマ系のバンド、カジャグーグーのリード・シンガーとして脚光を浴びるも脱退してソロ転向したリマールのファースト・ソロ・アルバム。ジョルジオ・モロダーによる特大ヒット“The NeverEnding Story”をもちろん目玉にしつつ本人主導のポップ路線も良好。こちらも40周年記念盤が登場!

 

KOOL & THE GANG 『Emergency』 De-Lite(1984)

時代に即して変化し、現在も存続しているファンク・バンドの雄。80年代半ばまではリード・シンガーのジェイムズ“JT”テイラーの甘い歌声を活かしたAOR路線でも成功を収めており、本作からは感傷的なスロウの“Cherish”がヒットしている。マイケル的なアップの“Fresh”も小気味良い。

 

角松敏生 『AFTER 5 CLASH』 AIR/RVC(1984)

近年になってより真っ当に評価されるようになった角松は、この頃からすでに杏里らのプロデュースも含めて大活躍だった。この自身の4作目はそれまでの海や夏といったリゾート感覚ではなく、都会の夜をキーワードにして生活習慣もガラリと変貌。ジャケが彼の最新作にも通じていておもしろい。

 

BILLY OCEAN 『Suddenly』 Jive(1984)

大西洋を跨いでこの頃に活躍していたロンドン生まれのトリニダッド系シンガー。キース・ダイアモンドが制作にあたったこちらの5作目からはファンク・ポップの“Caribbean Queen (No More Love On The Run)”が全米1位に輝いた。40周年を記念してヴァイナル・リイシューされている。