前作から3年、新世代ブリティッシュ・フォークの中でも美しく創造的な光を放つレイチェル・ダッドのニュー・アルバム。同じUKの若きSSWたちとのコラボも聴きどころですが、やはり人生のパートナーである日本人発明音楽家、ICHIの存在が本作をより洗練された作品へといざなっています。木琴やタップなど様々なものが奏でるアコースティックでリズミカルなサウンド、レイチェルの優しい歌声までもがそこに溶け込みリズムに聴こえてくる、この感覚こそが彼女を唯一無二の存在にさせてくれてるのかもしれません。まだふれたことのない、美しく温もりのある世界を体感させてくれる一枚です。