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天国旅行

誠実な表現で心動く人が増えたら、世の中も多少マシになる

──たとえば、この先の10年、15年をイメージすることもありますか?

「正直、そこまでは考えられてないですね。でも、2、3年先は見据えてます。最近は若い世代のアーティストと出会ってリリースすることも増えてきました。天国旅行だったり、THE HOLDENSだったり、ゾッキだったり。彼らは、たとえば台風クラブであったり、家主であったり、ラッキーオールドサンであったり、自分が関わってきた作品やアーティストの音楽を血肉の一部として、いま素晴らしい音楽を作ってくれていて。そういうバンドの作品をリリースできることはすごく喜ばしいと思っています。彼らもこの先、真摯に活動し続けていればもっと良い音楽を作ってくれるんじゃないかと、楽しみにも思っているんです。

ただ、そういう成長を得ることって、アルバム1枚出しただけでは難しいだろうとも思っていて。やっぱり日々どうやったらもっと理想に近い音で、良い演奏ができるかを必死に考えながらライブをして、練習をして、ああだこうだ言い合ったり、たくさん音楽を聴いたり、いろんなことを吸収してもっと深いものになっていく気がする。レーベルとしても1作品だけの付き合いじゃ絶対にその深さは見えないじゃないですか。だから、うちでやるからにはリリースしてツアーも組んでいろんな話をして、経験をしていく中で、次の作品、また次の作品と、より良いものを出していくためのサポートをし続けたい。活動やリリースそのものを単なる思い出作りで終えてほしくないし、この先もずっと聴き継がれていくであろう強度を持った作品、音楽を作りたい。そのためには最低でも2、3年は見続けて、一緒に考えて、コミュニケーションを取り続けていかなきゃなと思ってます」

──なるほど。そのスパンとしての2、3年先!

「2、3年後の〈その先〉が見えるかどうか、そこがサポートするかどうかをジャッジする大きなポイントにはなっていますね。

あと、これは希望的観測なんですけど(笑)、自分が今まで関わってきた作品を見聞きして、そこに影響を受けて音楽を始める子たちが、この先もっと現れてくる気はしていて。今の仕事をやっている以上、そういう人たちの作品に出会うまではやめたくない。この先も変わらず自分は、音楽に真摯に向き合って、良い作品をリリースして、良いライブだと思ってもらえるよう一生懸命やっていこうと思ってます。誠実な作品や表現によって心が動く人が増えたら、世の中も多少はマシになるんじゃないかと。だから、NEWFOLKをやっているんだと思います」

 


LIVE INFORMATION
NEWFOLK presents
“utanoyukue vol.3” -特別編-

2025年3月22日(土)大阪・千日前 味園ユニバース
開場/開演:15:15/16:00
Live:台風クラブ/本日休演/前野健太/家主/天国旅行(OPENING ACT)
DJ:入岡佑樹(Super VHS)
前売チケット:4,500円
学生チケット:3,500円
(共にドリンク代別途必要)
※小学以下無料

■チケット
一般販売(2025年2月8日(土)10:00〜)
イープラス:https://eplus.jp/utanoyukue-vol3/