時の巨匠クレンペラーと、当時25歳直前のバレンボイムによる一期一会の演奏が遂にSACD化! クレンペラーに手綱があり一筋縄では行かない構成のなかにあっても流れを良く読み、作品の意図に沿った演奏を一歩も引かず繰り広げるバレンボイムのピアノはまさに非凡であり、協奏曲の醍醐味が満載。昨今SACDは日本盤が中心だが、今回は2023年にリリースしたクレンペラーの全集BOX時に本国のオリジナルのアナログマスターテープから24bit/192kHz化後にリマスターされた音源を使用。定評あるパリのLes Studios de CircéであらたにDSDマスタリングが行われた。情報量が多く緻密なこの最新復刻盤は必聴。