マルチ・インスト奏者/プロデューサー/ヴォーカリスト/DJ:エマ・ジーン・サックレイの2025年作。70年代のPファンクやスピリチュアル・ジャズ/フュージョンの世界観をディープ・ハウスへクロスオーバーさせたサウンドで注目を集めた彼女の、UKアシッド・ジャズの最重要人物の一人でもあるDJ:ジャイルズ・ピーターソンのレーベル、ブラウンズウッド/パーロフォンへの移籍第1弾。全曲作詞作曲及びアレンジを自身で手掛け、全ての楽器を演奏し、さらに録音/ミックス/エンジニア/プロデューサーも務めた。数多き肩書きのレジー・ワッツ、ドラマー/バンド・リーダー:鬼才カッサ・オーバーオールが参加。ええやんええやん。
UKのマルチ奏者による2作目。すべて彼女自身の手による生演奏とトラックメイクの多重録音で構築され、ジャズを基調にファンク、アフロビート、ブロークンビーツなどを織り込んだ高い折衷性と、濃密なグルーヴを兼ね備えている。パーソナルな心情を綴った歌声が夜の静けさに映えそうな、シンガー・ソングライター作品の風情もある。カッサ・オーヴァーオールらも客演。