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音源が完成形じゃなくてもいい、ライブで別の姿を見せてもいい

――ライブの話をすると、ライブで観るkurayamisakaと音源のkurayamisakaには距離がある感覚があります。ライブの方が音源よりも、アグレッシブで情感的というか。本作にも、そのライブ的要素が内包されているとも感じていて、これまでたくさんのライブに出演された経験などが、本作に落とし込まれているのであれば、どういう側面でしょうか。

「全体的にそうだと思います。『kimi wo omotte iru』を作ったときには、ライブもしてなかったし、レコーディングをしてから初めてライブをやって、2本目のライブがレコ発だったので。だから、『kimi wo omotte iru』と比べるとまるっきり違うと思いますね」

――ライブだと、特に“cinema paradiso”は音源と比べても非常にアグレッシブで印象的です。内藤さんのボーカルも感情が漏れ出るような様子になっているというか。やはり、ライブでの大胆さのようなところは意識されているのですか。

「音源通りにはできないタチなんですよね。もう、いっそのこと笑ってほしいみたいな感じでやったりしてますね。人によってはがっかりする人もいるだろうけど、せっかくライブを観に来てくれてるので、せめて何か満足して帰っていってほしいなと思って。

内藤のボーカルについては、音源だと抑揚のない感じをダブリングしたりして目指しながら録ったりしているんですけど、ライブでは内藤にとって一番歌が映えるような歌い方をしてもらっています。それもライブを行うなかで、見つけたスタイルですね」

――少しシンプルな質問をしたいのですが、楽曲ってどこから作り始めるのでしょうか。

「イントロが一番多いですね。僕の価値観ですけど、イントロとAメロが楽曲の8、9割ぐらい大事だと思って、イントロというAメロを作ってからそのあとの展開を考えてます。イントロがかっこ良かったら曲もかっこ良いですし。あとは、頭のなかでざっくりとオケを作ってから歌メロを考えてますね」

――当初の想定から、本作の制作をしていくなかで変化していった楽曲というものもありますか。

「180度変わった曲はないんですけど、ライブでやっていくことで、どんどん良くなっていった曲もあって、特に3曲目の“sunday driver”はライブを重ねるたびにどんどん良くなったなって思います。そういう意味ではアルバムの楽曲の未完成な部分っていうのも、たくさんあるかもしれないです。これからライブを重ねて良くなっていくのかなみたいな。

僕自身は音源が、その楽曲の100%の完成じゃなくていいというか、ライブでもっと別の姿を見せたり、そういうのは全然あっていいんじゃないかって思っています。それこそNUMBER GIRLの“OMOIDE IN MY HEAD”の原曲を聴いて、すごくびっくりしたり。聴いたときに〈なるほど……〉みたいな(笑)」

――わかります(笑)。“OMOIDE IN MY HEAD”はライブ音源特有の良さがありますよね。ライブの話で言うと、本作ではフィジカルに初回特典として初ワンマン公演のライブ盤をつけていますよね。

「あれはせっかく録ったというのと、島田くんもミックス、マスタリングをしてくれて、全部良い音で録れたのでつけました。なかには初々しい曲もあれば、すごいミスってる曲もあります(笑)。それもノーカットで載せてるので、あとで振り返ったときに〈ウワ……ヤバ……〉みたいな感じも出てくるかもしれないですね。

でも、僕もあこがれているバンドがミスしてるライブに対して仲間内で〈あれヤバいよな(笑)〉とか、そういう楽しみ方をしたりしてるんで、恥ずかしいんですけど、それも含めて楽しんでほしいですね」

――具体的にどこで、どうミスってるんですか……(笑)。

「“modify Youth”の1サビ、ギターだけになる部分で、コードがものすごい迷子になって。内藤が半笑いでサビを歌っているみたいな(笑)。 でもそれも包み隠さず載っけています」

――そのようにライブを重ねていく中で、バンドに変化はありますか。

「kurayamisakaは活動が行き当たりばったりというか、やってみたらこっちの方が楽しいとか、もっとこうしたくなってきたみたいなことが多いバンドなので、最初はライブもあまりやるつもりじゃなかったけど、どんどん増えてきて。だったらもっとかっこ良いライブをしたいっていう気持ちが強まってきてますね。

いまはPAさん、ローディーさんのようにライブにいろんな人が関わってきてくれていることで、客観的に自分たちのことを見られるようになってきていると思います。ライブは今、どんどん良くなってきてると思うので、これからもみんなでやっていきたいですね」

 


INFORMATION
タワーレコード × kurayamisakaコラボキャンペーン

■タワーレコード × kurayamisakaコラボポスターを掲示! ※終了

■kurayamisaka直筆サイン入りポスターを応募抽選で10名様にプレゼント! ※終了

■タワーレコードオリジナル特典ステッカーを配布

kurayamisaka『kurayamisaka yori ai wo komete』をお買い上げのお客様に先着で、オリジナル特典ステッカーを差し上げます。

【対象商品】
2025年9月10日発売
kurayamisaka/kurayamisaka yori ai wo komete(TMN011/TMN012)

■タワーレコード限定『kurayamisaka yori ai wo komete』発売記念フリーペーパーを配布!
kurayamisaka『kurayamisaka yori ai wo komete』リリースを記念して、本作に込めた思いなどに迫る記事を掲載したフリーペーパーを配布いたします。

【対象店舗】
タワーレコード全店
※休業および改装中の店舗、オンラインを除く

【配布期間】
2025年9月9日(火)~なくなり次第終了
※テイクフリーですので、ご自由にお持ち帰りください

詳細ページ:https://tower.jp/article/feature_item/2025/09/02/0702

 

RELEASE INFORMATION

kurayamisaka 『kurayamisaka yori ai wo komete』 tomoran/bandwagon/chikamatsu(2025)

リリース日:2025年9月10日(水)

■LP(A式ダブルジャケット)
品番:TMN-011
価格:6,200円(税込)

■CD(スリーブケース)
品番:TMN-012
​価格:3,500円(税込)

※初回生産分のみボーナスライブCD『kurayamisaka tte, doko? #4 -はじめての単独公演編-』付き(LP/CDともに)

TRACKLIST
1. kurayamisaka yori ai wo komete
2. metro
3. sunday driver
4. modify Youth
5. nameless
6. evergreen
7. sekisei inko
8. weather lore
9. ハイウェイ
10. theme (kurayamisaka yori ai wo komete)
11. jitensha
12. あなたが生まれた日に

 

LIVE INFORMATION
kurayamisaka tte, doko? #6
「くらやみざかより愛を込めてツアー」

2025年9月27日(土)宮城・仙台 FLYING SON ※終了
開場/開演:17:30/18:00

2025年10月4日(土)北海道・札幌 BESSIE HALL
開場/開演:17:30/18:00

2025年10月11日(土)福岡・福岡 Utero
開場/開演:17:30/18:00

2025年10月24日(金)愛知・名古屋 CLUB QUATTRO
開場/開演:18:00/19:00

2025年10月25日(土)大阪・梅田 CLUB QUATTRO
開場/開演:17:00/18:00

2025年11月9日(日)神奈川・川崎 CLUB CITTA’
開場/開演:17:00/18:00

ticket:4,500円(税込)
https://eplus.jp/kurayamisaka/

 

kurayamisaka tte, doko? #7
「くらやみざかより愛を込めてツアー2」

2026年5月9日(土)北海道・札幌 chikamatsu
2026年5月30日(土)福岡・福岡 LIVE HOUSE CB
2026年6月13日(土)愛知・名古屋 JAMMIN’
2026年6月14日(日)大阪・難波 Yogibo META VALLEY
2026年6月25日(木)東京・恵比寿 LIQUIDROOM
2026年7月11日(土)宮城・仙台 MACANA
*全箇所2マンライブ/ゲストアーティストは後日発表
ticket:5,000円(税込)
*オフィシャルチケット先行は2025年10月13日(月・祝)23:59まで
https://eplus.jp/kurayamisaka7/

 


PROFILE: kurayamisaka
kurayamisakaは2022年に東京・⼤井町で結成された5⼈組ロックバンド。2000年代のオルタナティブロックとJ-POPが無邪気に混ざり合ったかのような楽曲によってファンが急増中。2022年に発表したオリジナル曲“farewell”は⽿の早いリスナーの話題を集め、EP『kimi wo omotteiru』は国内のみならず海外でも⾼く評価された。主催の公演はすべて即⽇ソールドアウトを記録しつづけ、英メディアNMEの〈The NME 100: Essential Emerging Artists For 2025〉に⽇本⼈アーティストで唯⼀選出されるなどネクストブレイク最有⼒バンドとなった。2025年、〈FUJI ROCK FESTIVAL ’25〉をはじめ数々の夏フェスに出演。9月10日に満を持して1stフルアルバム『kurayamisaka yori ai wo komete』をリリースした。