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チャンベイビー

絶対にギャンパレらしく終わる

――そんな昔のことも思い出しつつ、本題です。解散が決定した経緯を教えてください。

ノン「解散自体は、以前に渡辺さんから話があって。確定ではなかったんですけど、〈みんなその先に自分たちが何をしたいかも考えながら、それを視野に入れて活動していってね〉っていうお話で」

――いきなり告げられて急に決まったとかいう話ではないんですね。

ノン「はい。それで少し前にちゃんと渡辺さんとお話して解散が決まりました。いまは、ぼやけていた輪郭がどんどんはっきりしてきたというか、解散というものの形がだんだん具体的になってきている状態です。ぼやけていても前から見えてはいたものだから、もう自分たちはそこに向かって歩いてはいて、いまはそこに対するショックみたいなものはないんですけど、現状はまだ遊び人に報告していない状態なので、フラットな気持ちでいられてるのかなって思います。なので、発表は怖いです」

ユア「そこは自分たちの気持ちだけじゃ抗えないものだと思っているから、そう受け止めるようにしていて、改めて最近いろいろ話していくなかで〈あ~、いよいよだな〉っていう感じだけど、いまがいちばんしんどいですね。言えてないのに、ギャンパレは前向きな曲が多いから、それを歌ってる時にしんどくなっちゃうことが多くて。正直いまは早く言いたい気持ちが強いです」

ミキ「初めに話を聞いた時は、〈そうか〉って感じでした。そこからグループがどう動くか、どうやってお客さんを増やしていけるか、渡辺さんが見ると言ってたので、まあ、生々しい話にはなるんですけど、わかりやすい数字を上げられるかの勝負になるなって思っていて。で、結果的に解散することになったのは、そこが足りなかったからだなと思います。だからと言って、その場ですぐに呑み込めたわけでもなくて、抗えるものなら抗いたいって思ったんですけど、みんなといろいろ話していくなかで、自分ができることは、これまでの感謝や伝えたい思いを最後の最後まで届けることだと思ったので、いまはそういう気持ちではいます。ただ、ユアも言ったように、自分たちの中では解散に向かって走ってるけど、それをお客さんに伝えられていない状態なのがホントにしんどい(笑)。先日タワレコの〈WACK JACK〉で“LAST”をやった時も、節目のタイミングに不穏なタイトルで発表した当時のいろんな気持ちを思い出したりして、お客さんのことをうまく見られなかったなって。だから、〈さっさと言わせてくれ〜!〉っていう気持ちではあります(笑)」

――この記事が出る頃には発表も済んでいることになります。

ドク「私は聞いた時からいまでも実感がなくて、解散したらどんな気持ちになるのか、まだわからなくて。解散ってあんまりしたことないし……」

ココ「1回あったやん」

ユア「急なのがね」

ドク「ありました(笑)。けど、好きで好きで10年も続けさせてもらってた、自分のいちばん好きなものがなくなったらどうなるのか、正直わかんない。だって、数時間のドラマとかでもロスになるじゃないですか。それが10年分……って思ったら怖いんですけど。でも、そのロスを癒してくれるのは時間だし、ロスを埋めてくれるのは思い出だと思うんですよ。だから、とにかく遊び人と楽しみ尽くして、後から思い返しても寂しさを超えるぐらいの幸せな時間を1分でも1秒でも多く作りたいです。いろんな気持ちがあるなかでも、やっぱり最後は笑いたい。凄く難しいけど、そう思うんですよね」

ナルハワールド
アイナスター

――先日から個々に10周年インタヴュー動画を公開されてたなかで、ベビさんが〈ギャンパレのメンバーはどんな状況でも楽しんでやる力がすごい〉という話をされていて、いまもそれを感じています。皆さんらしい終わり方だといいなって。

マイカ「そこは大丈夫。安心してほしい」

月ノ「それだけは絶対揺るがないぞっていう気持ちです。最後も絶対にギャンパレらしく終わるぞっていうのは決めてるので」

――わかりました。現時点では年明けのWACKツアーだけ公表されている状況ですね。

ミキ「はい。いまのところは、2026年に解散しますということだけで」

ココ「いますぐ具体的に発表できることがないのは心苦しいんですけど」

ドク「次の月の予定が出るたびに、胸を撫で下ろすみたいな」

ノン「だんだん〈あれ? まだ解散しないんだ〉って、明るくなってほしくない?」

――まあ、まだ言えないことや決まっていないことがあるのはお察ししつつですが、2026年の展望を教えてください。

メイ「終わりに向かうといっても、それは別に下がっていくわけではなくて、ずっとずっと上に上に行く気持ちは、どんな結末であろうと変わらないし、遊び人と一緒に楽しんでいきたい気持ちも全部変わらないので、ひとつひとつのことを一緒に楽しんでいけたらいいなって。みんなをとにかく笑顔にできるように、最後まで全力でがんばりたいです」

ナルハ「終わりに向かっていく年にはなるんですけど、でも、まだ遊び人と過ごせる時間はあるし、自分もまだGANG PARADEとしていられる時間があるので、そこはいつもと同じように最高の遊び場を作り続けて、終わった後も〈凄く良いグループだったな〉ってみんなに思ってもらえるように、最後まで駆け抜けていきたいなと思います」

ナス「こんな幸せな、こんな好きになれる居場所はない、これ以上の最高なグループはこの先もうないって、いまの時点ですでに思ってるんですけど、それがいまの10倍、100倍に思えるぐらい、悔いなく最後まで遊び人と、これはもう超えられないよって思うぐらいのものを作りたいです。自分は悲しい顔をしないように、泣いたりしないようにがんばります(笑)」

ベビ「さっき言っていただいたように、ギャンパレはどんな状況でも楽しんでやるパワーがあるグループだし、この11人と遊び人の空気感だったら、前向きというか、楽しく、ギャンパレらしくやっていける自信はあるので。笑いあり、涙ありでいけたらなって思ってます」

月ノ「GANG PARADEとしては10年間、私個人でも加入して7~8年ぐらい経つんですけど、誇りを持って遊び人と一緒に遊び場を作ってきた自信はあるので、それを最後まで悔いなくやり切るぞって気持ちです。笑ってもいいし、泣いてもいいし、遊び人が抱いてくれるどんな気持ちも正解だと思うから、全部抱き締めて進んでいきたいです」

ココ「猶予があって、終わりを綺麗に用意していただけることって、実は難しいじゃないですか。みんなで終わりに向かって走っていけることの奇跡というか、そこは凄くありがたく感じているから。もちろん解散は悲しいことかもしれないけど、みんなでGANG PARADEというものを走りきる時間が残されてるのが本当に幸せなことだなと思っているので。もちろん、感情の波はお互いあると思うんですけど、自分は全部受け止めたいし、遊び人となら楽しく過ごせる自信があるので、今年以上に2026年は楽しくいきたいです」

ユア「うん。でも、ユアは遊び人を1人でも増やすことは諦めないで活動し切りたいから。WACKツアーを含めて、これから初めてギャンパレを知る人もまだまだいると思うから、1人でも多くの人にギャンパレの魅力を届け切りたい。届け続けて、2026年も活動したいです」

GANG PARADEの近作。
左から、2023年作『OUR PARADE』、同年のEP『The Night Park E.P.』、2024年のシングル『パショギラ/躍動/ROCKを止めるな!!』『Peace☆超パニック/一夏』、2024年のシングル『Sparkling Moon/グッドラック・マイフューチャー』、2025年作『GANG RISE』(すべてワーナー)

左から、9mm Parabellum Bulletの2024年作『YOU NEED FREEDOM TO BE YOU』(コロムビア)、草野華余子の2023年作『産地直送vol.1』(KALANCHOE)