脈々とジャズの伝統と革新を伝え続ける世界各国のレーベルから新旧の多種多様な名作たちが集まって〈ジャズ万博〉を開催! レーベルごとのパビリオンに展示された膨大な作品たちのなかから、その一部を鑑賞してみましょう!

 〈ジャズ万博〉とは何か? それは、ミャクミャクと現代に受け継がれてきた多種多様なジャズの名盤たちが、万国から一堂に会するジャズの祭典である……などという説明はさておき、ウルトラ・ヴァイヴの保有する膨大なジャズ・カタログから、ヒット作や定番、隠れた名盤の数々が19のレーベルに跨って総タイトル200枚ものヴォリュームで大集結したキャンペーンが〈ジャズ万博〉というわけである。

 まずはその導入として、ビギナーにも年季の入ったリスナーにも楽しめるコンピが〈ジャズで奏でる永遠の名曲〉と題して3枚リリースされる。これは黄金時代のスタンダード作曲家にスポットを当てたもので、ジョージ・ガーシュウィンのソングブックを元quasimodeの平戸祐介が監修し、ジャズ・ライターの杉田宏樹がジェローム・カーンの、ジャズ・ディレクターの田中英俊がコール・ポーターのソングブックをそれぞれ監修。スタンダード・ジャズの良さを改めて認識できる好企画となっている。

 それに続いて万博を彩るのが、このたび新規リリースされるタイムレスとエンヤ発の10タイトル。このタイミングで初登場するスコット・ハミルトンとロブ・ヴァン・バヴェルのニュー・アルバムや、初の日本盤CD化となる伊藤悠美の最新アルバムなど注目すべき作品が多くラインナップされている。

 さらに残る187枚はこれまで発表されてきたカタログ作品をお求めやすい価格で取り揃えたもの。先述のタイムレスやエンヤはもちろん、米国のベツレヘムやキャンディード、キアロスクーロやインナー・シティ、フライング・ダッチマンやグルーヴ・マーチャント、メインストリーム、フランスのブラック&ブルー、日本のTRIOやALL ART PROMOTION、ドイツのL+R、デンマークのストーリーヴィルなど各レーベルの所有する古今東西の名品がズラリと並んでいる。

 ここでは初心者にもそれ以外のリスナーにも満足できる作品をほんの一部だけ選りすぐってピックアップしておくが、それらも含めた全タイトルの詳細はこちらのリンクから確認していただきたい↓。

https://tower.jp/article/feature_item/2025/10/30/0101

左から、平戸祐介が監修したジョージ・ガーシュウィン楽曲のコンピ『’S Wonderful〜Standard Jazz〜 George Gershwin Song Book』、杉田宏樹が監修したジェローム・カーン楽曲のコンピ『I’m Old Fashioned〜Standard Jazz〜 Jerome Kern Song Book』、田中英俊が監修したコール・ポーター楽曲のコンピ『You’d Be So Nice To Come Home To〜Standard Jazz〜 Cole Porter Song Book』(すべてSolid)