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カーティス・メイフィールド、ジョージ・マイケルの名曲カバーも

個人的に今回のビルボードライブ公演を前にオススメしたい予習盤が、地元シアトルの有名ラジオ局KEXPでのパフォーマンスを収めた『Live at KEXP!』(2018年)だ。カーティス・メイフィールド“Move On Up”のカバーを含むパフォーマンスの一部はYouTubeでもチェックできるが(原稿執筆時点で1,540万回以上再生されている)、当時のメンバーであったジミー・ジェイムス(ギター、現在はパーラー・グリーンズで活動)とデヴィッド・マクグロウ(ドラムス)とのアンサンブルは、音の厚みや生々しさも含めて音源だけ聴いてもその臨場感が十分伝わってくる。

バンド全体のサウンドは、カルヴィンとアイクスを迎えた現在の編成ではもう少しシャープな印象だが、この『Live At KEXP!』ではずっしりとした重心の低い演奏を聴くことができる。ラマーのハモンドオルガンを軸としながら、演奏メンバーによって楽曲の印象がどのように変わるのか。当時の音源と現在のパフォーマンスを比較しながら、今回の来日ライブを楽しむのもいいだろう。

そういう意味であれば、もう一枚のライブアルバム『Live In Loveland!』(2022年)も押さえておいて損はない。2018年、オハイオ州ラブランドのレコードショップでのパフォーマンスを収録した同作には、グラント・グリーン版のジェームス・ブラウン“Ain’t It Funky Now”や、チャールズ・ライト&ザ・ワッツ・103rd・ストリート・リズム・バンド“Love Landの”のカバーなどが聴ける。なお、ライブではかなりの頻度で披露されているファンキーで妖艶なムードを纏ったジョージ・マイケル“Careless Whisper”のカバーはアルバム『I Told You So』(2021年)に収録されているので、こちらも忘れずにチェックを。

そして、この3月にリリースされた久々の新曲“Chicken Leg”は、それこそ冒頭で紹介した1stアルバムの1曲目“Concussion”にも通じるご機嫌なファンキーソウルに仕上がっている。ちなみに同曲のギターはジミー・ジェイムスが担当しているようで、次作がどんなメンバー編成となるのかにも注目だ。

デルヴォン・ラマー・オルガン・トリオのライブは即興性の高さも売りで、演目もフレキシブルに変わるという。豊富なレパートリーから何を演奏するのか、それを決めるのは会場のオーディエンスが発する熱気かもしれない。最高にソウルフルでファンキーなステージを、ラマーたちと共に作り上げようではないか。

 


LIVE INFORMATION
Delvon Lamarr Organ Trio
デルヴォン・ラマー・オルガン・トリオ

2026年6月3日(水)ビルボードライブ東京
1stステージ
開場/開演:16:30/17:30
2ndステージ
開場/開演:19:30/20:30
https://www.billboard-live.com/tokyo/show?event_id=ev-21179

■チケット料金 ※飲食代金別
DXシート DUO:23,200円(ペア販売)
DUOシート:22,100円(ペア販売)
DXシート カウンター:11,600円
S指定席:10,500円
R指定席:9,400円
カジュアル:8,900円(1ドリンク付)

※本公演はClub BBL会員、および一般販売をWEB受付のみ実施いたします
※法人会員は電話にてご予約承ります

■メンバー
デルヴォン・デュマ(オルガン)
ブライス・カルヴィン(ギター)
アシュリー・アイクス(ドラムス)