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平沢進+会人、TESTSETらエレクトロニック/ダンスアクトは国内勢も充実

エレクトロニックミュージックやダンスミュージックアクトは、もちろん国内勢も充実している。筆頭はGREEN STAGEに出演する平沢進+会人。異形の音楽性で国内外でカルト的な人気を誇る平沢については、もはや説明不要だろう。覆面パフォーマーの会人を従えた活動は2017年からおこなっており、ライブごとにパフォーマンスが更新されているので、今回はどのような演奏やビジュアルになるのだろうか。いまのところの最新作『BEACON』を聴いて、フジロックに備えよう。また平沢といえば、フジ初出演の2019年は大いに話題になった。そのことについて聞いたインタビューがあるので、ぜひこの機会に読んでほしい。

初回から出演し、伝説化している2006年のライブや2021年でヘッドライナーを務めたことからフジロックと特別な関係を築いている電気グルーヴ。ソロでもほぼ毎年のように出演し、最多出演レベルの石野卓球は、まさにフジロックの顔だ。2019年にはピエール瀧をステージに呼び込んでオーディエンスを驚かせた。今回のセットにも期待が高まる。

砂原良徳、LEO今井、白根賢一、永井聖一からなるTESTSETは、ニューウェーブの魂を受け継ぐ電子音 × ロックのエッジを鳴らしている。昨年の2ndアルバム『ALL HAZE』が傑作だったうえ、強靭なライブパフォーマンスで知られる彼らは絶対に見たいところ。ちなみにTESTSETのデビュー自体がフジロックなので、メンバーにとっても特別な場なのでは。また、ROOKIE A GO-GOからのし上がったLAUSBUBもYMOのテクノポップやニューウェーブを現代の感覚で洗練させている存在なので、あわせて要注目。

そして目玉は、〈ICHIRO YAMAGUCHI (sakanaction)〉名義の山口一郎だろう。2018年にソロで初出演、テクノやハウスをストイックにかけるDJセットで聴かせたが、今年も出演は深夜の〈SUNDAY SESSION〉なので同様のパフォーマンスになると予想している。YouTube配信でのトークやサカナクション“夜の踊り子”の世界的バイラルヒットでも話題の山口が、いま何をかけるのだろうか。楽しみだ。 *天野

 

アンジーヌ・ド・ポワトリーヌは今年の台風の目に!?

世界各国のアーティストが集まり、多様なジャンルが行き交うフジロックにおいて楽器同士のアンサンブルを堪能したい、その場限りのインプロビゼーションを目撃したい、なんて人もいるだろう。ジャズ、ヒップホップ、ソウルなどを手広く演奏するバッドバッドノットグッドは最新アルバム『Mid Spiral』に伴うツアーも終え、現在は作品に縛られない自由な選曲でのライブを展開中。最近のライブではJ・ディラやデヴィッド・ボウイなどをカバーしていて、ヒップホップ/ロックリスナーもエンジョイできるに違いない。

今年のフジロックの台風の目となりそうなのがカナダ発の正体不明のマスロックデュオ、アンジーヌ・ド・ポワトリーヌ。ドット柄の奇抜な衣装に身を包んではいるものの、微分音ギターとベースを備えたダブルネックを操るクン・ド・ポワトリーヌ、タイトなドラムでバンドの骨格を担うクレック・ド・ポワトリーヌの2人が織りなすスリリリングかつユニークなパフォーマンスはきっと多くのフジロッカーの心を掴むはず。フェス直前には2枚のEPがCDとLPでリリースされるので要チェックだ。

そのほか、今年初めに日本独自盤『Alma’s Cove / Mt. Sava』もリリースした優雅でサイケデリックな音像がクセになるロンドンの4人組ユーフ、チカーノソウルやクンビア、カントリーあたりも一緒に煮詰めたビンテージなサウンドで魅了するLA LOM、最新アルバム『Cook』も好評なジャズファンクの重鎮レタスと、いずれもフジロックとの相性は抜群。刺激的で独創的なステージをぜひ苗場で満喫しよう。 *小田