Page 3 / 3 1ページ目から読む
レオナエンパイア

淡い恋の物語

――なるべくじゃないでしょ(笑)。一方、カップリングの“夏中夢カレンダー”は、しっとりしたノスタルジックな雰囲気の曲ですね。

ナオ「曲名はアイカの造語なんだよね」

アイカ「そう、これは〈かちゅうむ〉と読みます。もともと〈夏の終わり〉というテーマがあって、私が作詞しました」

ナオ「“裸のマーメード”が夏の始まりの曲なので、カップリングでは夏の終わりを表現するというテーマがあって、コンペ方式で全員が歌詞を書いたなかから、クロちゃんが選んでくれました」

アイカ「まず恋愛の内容にしたくて、“裸のマーメード”で最初に〈あわい恋の物語!?〉っていう歌詞があるので、そこから繋がるように淡い恋の物語をイメージして。1番が夏の初め、2番が夏の半ば、最後に夏の終わりっていう流れで、両片思いの恋を書きました」

ナオ「お互い思ってるのに、まだそれにお互い気付いてないってことね」

ハナエ「いちばん楽しい時ですね」

――歌詞の内容は実体験が含まれていたりするんですか?

アイカ「一切ないです。そんな夏祭りデートとかなかったし(笑)。いいな~って思ってました」

ナオ「想像力が豊かで」

モモチ「『ぐらんぶる』の中にも両片思い系の登場人物がいて、そこも繋がってるし、〈波音、砂浜、足跡置いて〉っていう歌詞からもシーンが想像できて、いい物語だなって思います」

ナオ「あと、“裸のマーメード”と“りスタート”を引用したんだよね」

アイカ「そう、〈織姫と彦星〉は“りスタート”の歌詞から取って、〈泳いで疲れて眠る君はまるで天使だね〉のところは“裸のマーメード”の〈泳ぎ疲れて寝過ごすエンジェル〉から考えて書きました。2曲が繋がった物語にしたくて」

ナオ「クロちゃんはそこがポイントっていうか、決め手になったみたいでしたね」

モモチ「リード曲とカップリングで物語になってるのって、一枚のCDとしておもしろい構造だし、ぜひ繋げて聴いてほしいです」

レオナ「アイカって素敵なことを書くなって改めて尊敬しました。〈あんなにも高くにいた空落ちて 夏の幻になって〉〈仕舞われた風鈴の音のように静かに消えて〉って言葉が綺麗で素敵だなって」

ナオ「普段のアイカを見てると、〈何でこんな歌詞書けるんだろう?〉って思います(笑)。比喩表現が凄いなと思って。前にアイカが“LUCKY!!”を作詞した時も思ったんですけど、感性がやっぱり人と違うし、才能が覚醒してるんじゃないかって」

アイカ「嬉しい。褒めてもらえてる(笑)」

ハナエモンスター

――ライヴでの披露はまだですが、レコーディングで歌ってみていかがでしたか?

レオナ「豆柴であんまりなかった雰囲気の曲なので、歌は凄く難しかったです。個人的に優しく歌うのが苦手なので、うまく歌えなくてレコーディングで泣きました、悔しくて。ライヴで披露するまでにたくさん練習して仕上げたいです」

ハナエ「あと、振付けにもアイカが関わるっていう話になってて」

アイカ「そう、こちらもLiLiさんに振付けしていただくので、打ち合わせをして〈こういう感じがいいです〉ってお話しました。せっかくLiLiさんにお願いするなら簡単すぎても嫌だから、ちょっとは難しくしてもらって、観ても楽しんでもらえる振りにしたいし、歌詞に沿った内容にしてほしいとかイメージだけ伝えて……あとはLiLiさんががんばってくれます(笑)」

ハナエ「アイカから〈難しくして〉って言うなんて信じられない(笑)。でも豆柴でこんなガッツリしっとりしたテンポの曲って意外となかったし、私たちもどんな表現をするのか想像つかないので楽しみです」

――楽しみですね。そんな夏曲が2つ出来上がって、ここから夏に入っていくことになります。

ナオ「9月に〈マメーメード東名阪ダイブ〉っていう東名阪ツアーがあるので、当面の目標はそこになるんですけど、大阪の〈住みますIDOL〉を終えて、体感としては新規で遊びにきてくれる人がたくさんいた印象だったんですよ。名古屋もその調子でがんばりたいですし、そこで会えた人たちにツアーにも来てもらえるように、みんなでがんばります」

――そのためにも夏は今回のシングルをたくさん楽しんでほしいですね。

レオナ「はい、ホントに夏を象徴する曲にしたいです。テンションぶち上がりで盛り上がれる楽しい乾杯ソングだから、この夏いっぱい聴いて、これで乾杯してほしいです!」

左から、豆柴の大群の2025年作『NO BEAN, NO BARK』、同年のシングル『豆3』、豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOLの2024年作『突破』(すべてavex trax)