独自の美意識を持つポーランド・ジャズですが、その極点とも言える傑作が登場しました! ベーシスト=アダム・コヴァレフスキとピアニスト=ピョートル・ヴィレジョウのデュオによる本作。著しく透明に近い演奏が全編に貫き通されていますが、アンビエントに振り切っているかと言えばそんなこともなく、空間を活かしながらそこに溺れ過ぎない、耽美的になり過ぎないところも非常に良いのです。どことなく幻想的でありながら、穏やかな「空気」の存在を確かに感じさせるサウンド、そしてそれを見事に表現してみせたこのジャケット。いやはや、どこを取っても素晴らしいのです。

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