マドンナに毒を吐き、なぜかグライムスにキレられるという騒動も記憶に新しい、LAローファイ・ポップ界のプリンスがソロ名義で放った新作。大先輩のキム・フォーリーやスピリチュアライズドのジェイソンらをゲストに迎えて描くは、悪夢街のエレクトリカル・パレード!? フランク・ザッパもビックリのネジレたサウンドを大展開しております。アジーリア・バンクスがいち早くジャックしたサーフ・ポップ“Nude Beach A Go-Go”、架空のゼリー菓子のCMソングを作ったという“Jell-O”、唐突におセンチなメロディーで涙を誘う“Put Your Number In My Phone”など、全17曲1時間以上に渡って予測の付かないピンク色の毒ポップ・ワールドが繰り広げられていく様に、白目を剥きそうになる傑作です!