いまやコモンと肩を並んでシカゴを代表する存在となった、コンシャス・ラッパーのルーペ・フィアスコ。デビュー時から日本カルチャーの影響をモロに作品に反映させてきた人ですが、この通算5枚目はタイトル通り「AKIRA」にインスパイアされたという渾身作。ドレイクケンドリック・ラマーを手掛けたド注目トラックメイカーのDJダーヒーを筆頭に、S1ジェイク・ワンがサポート! アブ・ソウルなどのゲストMC陣も流石の人選で、いつも通り多数フィーチャーされたニッキー・ジーンの透明感溢れるヴォーカルも良いアクセントに。ビートの上を駆け巡る変幻自在のラップ・スキルにはさらに磨きがかかり、以前にも増して色気ムンムンで惚れちゃいます。トレンドも絶妙に捉えた今作。最高傑作でしょ!