ニーヨやクリス・ブラウンらへの楽曲提供で知られたシンガー・ソングライターが、苦汁を舐めたメジャー活動から雌伏を経てついにフル・アルバムを発表。全裸クルクル系のMVで話題を撒いた“Til The End Of Time”の頃はポスト・ディアンジェロを期待されたようだが、起伏の大きいメロディーに感情を預けるようなアーシーな歌い口には、先人とは似て非なる官能性と泥臭さがある。ゴスペリッシュな昂揚も込み上げてくる快作だ。
ニーヨらへの曲提供で知られたSSW、ティモシー・ブルームの初フル作は官能性と泥臭さにゴスペリッシュな昂揚も込み上げる好盤
Beyond The Sky/Empire